第13回米原市芸術展覧会音楽部門の講評
更新日:2019年02月08日
ノミネート作品の発表
ノミネート作品の発表
入賞者一覧(作詞・作曲部門)
賞 |
作品名 | 受賞者 |
---|---|---|
市展賞 | ガンガラガンの山神さん(PDF:803KB) | 西村 雅子 |
教育長賞 | ぼくの町のうまいもの(PDF:85.3KB) | 岡野 太智 |
市議会議長賞 | おしえてほしいな(PDF:74.8KB) | 立石 遥大 |
株式会社ZTV賞 | 最強阪神タイガース(PDF:88.7KB) | 小嶋 蓮 |
音楽DEまちづくり協会長賞 | 雷小僧(PDF:72.7KB) | 風戸 強(詞) ・河本 忠(曲) |
佳作 | 夏(PDF:77KB) | 氏原 桜 |
佳作 | 楽しかったフェス(PDF:79.5KB) | 明瀬 倖太 |
佳作 | ぼくはがんばるぞ!中学生(PDF:81.5KB) | 西村 直也 |
佳作 | とんでいこう(PDF:66.1KB) | 中川 貴夫(詞)・高月 啓充(曲) |
音楽DEまちづくり協会特別賞 | 私の好きな百人一首(PDF:39.8KB) | 北村 真悠 |
総評
北村審査員
今年もたくさんご応募いただき、ありがとうございます。
久々に中学生の作品があり、音楽DEまちづくり協会の皆さまによる作詞・作曲教室の根付きと成果だと大変嬉しく思いました。
新しく作品を生みだす事は大変な作業ですが、肩を張らずふとした瞬間に思い浮かんだ言葉や詩やメロディを大切に書き留めて、それを少しふくらませていく事ができるようになったら楽しいですね。
そのために、いろんなジャンルの音楽に接し、大好きな曲を見つけ、その詩を何度も書いてみましょう。替え歌を作ったりしてもよし、メロディを五線に書いて、自分に歌いやすいように書き換えてみるのも良いですね。色んな方法で、新しい自分の歌を作ってください。
日向審査員
今年もたくさんの作品を拝見させていただきました。
毎年、審査をさせていただき非常に恐縮しておりますが、今年はどんな作品に出会えるかとワクワクしながら審査をさせていただいておりました。
今年度の印象としては、歌詞も楽曲もいわゆる「型にはまった」作品が多かったように感じました。この米原市で作詞・作曲のコンクールを通じて、確実に作詞・作曲の創作技術が上がってきていることをひしひしと感じると共に、ハッと驚くような自由な発想やオリジナリティを押し出すような作品が少なかったことは残念でした。しかしその「型」の中で自分で素直に感じた気持ちや、目の前に広がる情景、そして日常の中での出来事などを、それぞれの世界観でうまく表現されていたように思います。
今後、また新たに作品を創るためにも、たくさんの音楽に触れてください。そして、さまざまな場面のいろいろなメロディを心に刻んでおいてください。
これから初めての曲作りをやってみたいなという人も、毎年コンクールに挑戦している人も、その時感じたメロディや言葉をどんどん書き留めて、素晴らしい作品を是非応募してくださることを楽しみにしています。
岡田審査員
今回、作詞・作曲の両方を専門とする立場から、初めて審査をさせて頂きました。
作詞については、特に子どもたちの自由な発想や感性に触れ、審査がとても楽しいものでした。同じ意味で別の言い回しを探してみたり、面白い響きの言葉を探したり、もっと遊んでみると、より作品が深まるでしょう。同様に、メロディを付ける時は詩を何度も読んでみて、言葉が持っているリズムやメロディを注意深く探ってみると、もっと音楽がいきいきとして来るでしょう。そういう意味では、耳に(心に)残るメロディ作りに、今後一層の工夫を期待します。
大人の方の作品には、完成度の高いものが多い印象でしたが、歌詞についても曲についても、一番伝えたいところはどこなのかが、もっと見えると良いと思います。テクニックだけに頼らず、言葉やメロディが元々持っている力に寄り添うような創作が出来れは素敵ですね。
全体としては、歌詞に佳作が多かった半面、曲作りにはさらなる自由で柔軟な発想を期待したい。そのように感じました。
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