第12回米原市芸術展覧会音楽部門の講評

更新日:2018年06月22日

入賞者一覧(作詞・作曲部門)

作詞・作曲部門入賞者一覧

作品名 受賞者
市展賞 おいでやす米原(PDF:93.1KB) 粕渕 宏昭(詞)・北村 哲雄(曲)
教育長賞 楽しい学校(PDF:62.6KB) 堀江 愛
市議会議長賞 もみじのないしょばなし(PDF:71.7KB) 土屋 律子(詞)・高月 啓充(曲)
株式会社ZTV賞 夜(PDF:73.8KB) 安田 章人
音楽DEまちづくり協会長賞 べんきょう(PDF:76.2KB) 大塚 麻里愛
佳作 おなかがいっぱい夏休み(PDF:68.7KB) 中森 彪斗
佳作 ホタルパレード(PDF:64.8KB) 田中 旺介
佳作 ミモロ(PDF:64.7KB) 吉川 学
佳作 想い出ばなしが(PDF:70.2KB) 井上 渚(詞)・曽根 紀子(曲)
佳作 ホタルン音頭(PDF:104.3KB) 廣田 麻美(詞)・川村 崇子(曲)
音楽DEまちづくり協会特別賞 今日はぼくだけの母さん(PDF:26.7KB) 土井 米世

総評

今年もたくさんの作品をありがとうございました。
小学生からの応募に加え一般からの応募が年々少しずつ増えてきて種類も豊富になりました。毎年応募して下さっている方の作品も工夫がなされて楽しみです。
小学校での講座も2巡目となり先生方やご家族の皆さまにも楽しみにしていただけるようになってきたのではないでしょうか。地元の皆さんに少しずつ根付いたものとなってきていると嬉しく思っています。
毎年こうして審査をさせていただくと、心の中に残る作品と一年経つとどんな曲だったか忘れてしまうものがあることに気付きます。小手先の上手さではなく、本人が心から感じたままを素直に表現しているものはやはり心の奥に刻まれるのだと改めて思います。言葉もメロディーもどう書けば曲としてかっこいいとか書きやすいではなく、どう言えば自分の想像している事が伝えられるか、どんな音を並べればこの気持ちを分かってもらえるかを探すこと、そして何度も繰り返し口に出して確かめる事が大切だと感じました。
世の中が益々物騒で、わたしたちの周りにもいっぱいの危険が潜んでいる今、目の前の小さな喜びに感動したり、美しい自然を大切に思う事がこうして作詞作曲の世界で、確認出来れば本当に幸せだと感じます。
来年もまた 是非、更なる挑戦の作品を聴かせてください。中高生の皆さんも、どんどん応募してくださいね。楽しみに待っています。(北村審査員)

今年もたくさんの作品に出会えてうれしく思っています。中高生部門の応募がなかったことは残念でしたが、小学生と一般の部の作品はどれも力作ぞろいでした。
小学生の作品は曲としての体裁がよくまとまっているものが多く、作詞・作曲講座での取り組み成果が大いに発揮された作品がある一方で、フレーズ感や終止、そして旋律線などの部分において単調さが目立っていたように思います。作曲するうえでの詩の題材はユニークなものが多かっただけに残念でした。
一般の部については作品の数こそ多くはなかったものの、どの作品も言葉とメロディーがほどよく相まっていて、歌いやすい作品が多くありました。リズムなども工夫され、詩の内容も多岐にわたっており、楽曲としての完成度は高かったです。
作品全体を通して、自分の思いやイメージを素直に詩や旋律に反映させることは大変難しく、多少の作曲技術も必要ですが、まずは型にとらわれないで創ってみることが大事です。そして一度創りあげたものをさらに推敲して練り上げることこそ、より良い作品づくりに向けて必要な過程だと思います。
来年もまたこの場所で、さらに磨きをかけた皆さんの作品に出会えることを期待しています。(日向審査員)

毎年、たくさんの応募作品に触れさせてもらいながら、一曲一曲に注がれたみなさんの苦労と意欲を考えると、できるだけ丁寧に審査をしなければと思います。

一般の参加者は作詞や作曲が大好きで応募してくださる方がほとんどですが、子どもたちは、生まれて初めて作詞作曲という経験をする子が少なくありません。どんなに大変なことでしょう。音楽や国語が得意科目ではない子もきっと居るでしょう。それでも、出来上がった歌はなかなか素晴らしいものです。

熱心に指導してくださる先生たちの熱意と、それ以上に人間が太古から持っている歌うことへの強い想い。声にして、誰かに気持ちを届けたい!という願いは、誰もが持っている大切な力です。子どもたちには、上手に作れなくてもいいから、素直な大らかさが曲の特徴であってほしいと思っています。

今年度から、特に素晴らしい作詞に賞が贈られることになりました。嬉しい!さらに頑張ってください。(尾崎審査員)

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