サル対策でよくある問い合わせ

更新日:2023年04月01日

Q1.なぜ、サルが集落に出没し、被害が増えているのか?

A1.そこ(集落)においしい食べ物がいっぱいあり、簡単に手に入るからです。

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家庭菜園や、軒先のつるし柿などは、サルを誘引していることになります。

Q2:サルはかしこい?

A2:サルの知能は人間の3歳児くらいです。ただし、記憶力がよく、食べ物が取りやすい場所は覚えていて執着します。

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Q3:サル対策のポイントは?

A3:ポイントは以下のとおりです。

  1. サルがやってきたらゆっくり地数いて狙ってロケット花火、モデルガン等を打つ
  • ほかの人の畑にいても追い払う(重要)。
  • ロケット花火等はサルに近づいてから、当てるつもりで打つ。
  • 届かないところからは安易に打たない(サルに届かせるように打つと、サルはロケット花火が必ず届くものと勘違いし、人を見たら逃げるようになる。)。
  • 一発では効果が出ない、最低数発は売って山へ追い返す。
  • 打ってみたが、遠すぎて逃げないなら、必ず近づき、再度打つ。
  • 驚いて逃げたら、さらに近づいてもう一発打つ。
  • サルが逃げ始めたら、走らずゆっくり追いかける。逃げ出したサルが止まったら、再び攻撃する。
  1. 集落内でロケット花火等の破裂音が聞こえたら、出て行って自分も打つ。
  • ロケット花火等追い払い道具は必ず持つ(サルは怖がっている人を怖がりません。)。
  • 追い払っている人がいたら、自分も一緒に追い払う(一人よりも二人、二人よりも三人。)。
  1. 同じ人ばかりでなく、いろんな人が打つ。
  • 人はサルを見分けられないが、サルは人を見分けているといわれています。
  • いろんな人が打つことで、人間はみんな怖いと思うようになります。
  • 集落の全員が追い払いできるよう、ロケット花火等追い払い道具を準備します。
  1. 可能な限り山の奥の方に追払う((注)重要です。)。
  • 可能な限りサルが出てきた方向に追い返します。
  • 山の中まで追い払えるよう、林縁部は竹や下草を刈りはらい、歩けるようにしておきます。
  1. 発射したロケット花火等は、拾いに行って安全を確かめる。
  • 人が近づくことにより、より山の方へ追い払えます。
  1. 追払い道具は、誰でも使えるところに置いておく
  • ロケット花火等を使用する際、人や建物等に対し安全な距離をとるとともに、枯れ草が多い場所や時期は火事につながる可能性があるため注意する。
  • 畑に行くときは必ず追い払い道具を持ち歩く。(状況に応じて花火、電動ガン等を併用する。)
  • サルを見たら、例え手ぶらの時でも、必ず石を投げたりして、ヒトが怖いことを教えましょう。
  1. いつ、どこにサルが出てきたかの情報を集落内で共有する。
  2. なにを食べていようと、作物がない時期でも、一年中追払う。

花火を打つときの注意点

  1. サルよりもやや高い位置をねらって発射し、サルに届かせるように打ちましょう。
  2. ロケット花火は火の粉を噴出しながら約20メートル以上飛翔し、発音しますので、取扱には十分注意してください(可能な限り、杭等に固定し使用してください。)。
  3. 付近に人が居ないことを確かめましょう。ロケット花火は不発やあまり飛ばないものもあり、取扱いには十分注意のうえ、自己の責任において使用してください(花火は風により思いがけない方向に飛ぶ場合があるため風向きに十分注意し、建物や電線に対し安全な距離をとってください。)。
  4. 枯れ草など燃えやすいものが多い場所での使用は、火災につながる可能性があります。消火用水を準備する他、落下箇所を確認する等注意してください(石等、身の周りにあるものや他の追い払い道具を併用しましょう。)。
  5. ロケット花火にはプラスチックが使われているものと紙製のものがあります。紙製の方が破裂時に燃え尽き、火種が残りにくいため、市からは紙製のロケット花火を配布しています。地域でロケット花火を購入される場合は紙製のものを選びましょう。また、破裂音がしないものは、あまり効果がないため、破裂音がするものを選びましょう。
  6. ロケット花火は、本来は飛翔用の花火です。使用方法を誤ると、事故等の原因になることもあります。あくまでも威嚇しながらサルを山に追い払うのが目的です。十分注意して使用してください。

サルの追払い方法は以下を参照ください。

サル追い払い方法(PDF:283.7KB)

サルの被害を防ぐには?

サルは、集落が怖くないことを覚え、美味しいものに簡単にありつけるから出てきます。
サルが恐れる、サルにとって魅力のない集落を目指して頑張りましょう。
最も基本的で重要な対策は、サルをできるだけ農地や集落から遠ざけるように、サルに正しく接することです。

サルとの正しい接し方
(1)餌をやらない
サルに餌をやることは、サルが人の食べ物の味を覚え、人間を怖がらなくなるため、被害を増加させます。絶対に餌をやらないようにしましょう。
(2)集落や農地を怖いと教える
ア 集落や農地に出てくるようになったサルは、すぐに追い払わないと徐々に人間を怖がらなくなります。
特に、サルは人間を見分ける能力があるので、集落や農地でサルを見たときは、すぐに地域ぐるみで追い払いましょう(一人ではなく、集落ぐるみで協力して一斉に行うと効果的です。)。
イ 大声を出して複数人で追い払いましょう。追い払いには特に資機材等は必要ありませんが、市では、追い払い効果を高めるため、集落ぐるみの追い払いに対して、ロケット花火や爆竹の支給を行っています。
農地をえさ場として覚えさせないために、収穫時期だけでなく年中追い払うようにしましょう。
ウ サルは人間と犬が苦手です。農地の裏山に積極的に入ったり、犬を連れて朝の散歩や見回りをするようにしましょう。

集落や農地周辺の点検
(1)野菜くず等の生ごみを農地や山際に捨てるのは、サルをはじめとする有害鳥獣への餌付けと同じです。野菜くず等をそのまま捨てないようにしましょう。
(2)収穫の終わった農作物やサルなどにやられた農作物は、そのまま畑に残さず処分しましょう。特に水稲はヒコバエや落ち穂が野生獣の餌となりますので、11月下旬までにすきこみをしましょう。
(3)お墓のお供え物は持ち帰りましょう。

この記事に関するお問合せ先

山東支所 まち整備部 まち保全課

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