食育について

更新日:2022年09月30日

食育とは

食育とは、生きるための基本であって、知育、徳育および体育の基礎になるべきものと位置づけられているとともに、さまざまな経験を通じて「食に関する知識」と「食を選択する力」を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものです。
近年、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向といった「食」に関する問題が深刻化しています。
平成17年に食育基本法が、平成18年に食育推進基本法が制定され、食事に対する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることができるよう、家庭・学校・地域等を中心に、積極的に食育に取り組んでいくことが重要といわれています。
米原市でも「米原市いきいき食のまちづくり計画」を作成し、さまざまな場面で食育に取り組んでいます。

生涯にわたって必要な食育

「食育」と聞くと、子どもへの取り組みと考えがちです。私たちは食事をすることで、必要な栄養素を体に取り込み、毎日の生活を送っています。「食べること」は私たちにとって不可欠なものです。生活の一部である「食」は、健康の維持・増進に関わるだけでなく、楽しみや喜びでもあります。「栄養バランスの取れた食生活」や「食に関する知識を習得する」などの食育は、どの世代にも必要となる力です。

米原市の健康課題とは

米原市では、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)に係る医療費の割合が高いことがわかっています。社会保障費の抑制のためにも、虚血性心疾患を予防することは米原市にとって重要な健康課題です。この疾患には、生活習慣病が大きく関わっていることが知られています。

生活習慣病予防のために野菜を食べましょう

生活習慣病の予防には、バランスの良い食事をとることが大切であり、野菜を積極的に摂ることをお勧めします。

野菜の栄養素と主なはたらき
栄養素 主なはたらき
ビタミンA、C、E 血管などの細胞を作ったり、修復するときに必要な栄養素です。
ファイトケミカル ポリフェノールやリコピン、イソチオシアネートといった栄養素です。これらは体が酸化するのを防ぎます。
食物繊維 糖やコレステロールの吸収を邪魔することから、食後の高血糖やコレステロール値が上昇することを防ぎます。
お野菜手帳の表紙画像

米原市では、虚血性心疾患・認知症予防の観点からおすすめ野菜の紹介や簡単なレシピ等を掲載した「おやさい手帳」を作成しました。また、ほかにも「クッキンまいばら」として伊吹山テレビでもレシピの紹介をしています。食生活改善のためにご利用ください。
おやさい手帳は下記のリンクからダウンロードしていただくか、健康づくり課でも配布していますのでお気軽にお問合せください。

健診を受けて、健康状態を把握するとともに食生活も見直しましょう。

血液検査は、「普段の生活習慣を映し出す鏡」と言われています。食習慣・生活習慣の乱れは検査結果の変化により確認することができます。「おきがる健康相談」では、保健師・管理栄養士が健診結果等をもとに、個別に健康相談・栄養相談に応じています。
気軽にお電話ください。

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