米原市いきいき食のまちづくり計画【第3次】

更新日:2020年04月06日

計画策定の趣旨

食育基本法(平成17年法律第63号。以下「法」という。)では、食育を「生きる上での基本であって、知育、徳育および体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活(注)を実践することができる人間を育てること」としています。

しかし、急速な経済発展に伴い、生活水準が向上するとともに、食を取り巻く社会環境が大きく変化し、食に関する人々のライフスタイルや価値観の多様化が進み、健全な食生活を実践することが困難な場合も増えています。

このような背景により、食べ過ぎや食塩等の過剰摂取、野菜摂取不足等の栄養の偏り、朝食の欠食といった不規則な食事等による肥満や生活習慣病の増加が大きな健康課題となっています。一方で、過度の痩身志向による「やせ」や高齢者の「低栄養傾向」等の課題も指摘されています。

その他、食品の安全性に対する不安を抱いたり、地域の伝統的な食文化や「食」に対する感謝の気持ちが薄れたりしています。また、食についての情報が社会に氾濫し、食に関する正しい情報を適切に選別して活用することが困難な状況にあります。

今こそ、市民一人ひとりが「食」に関する正しい知識を持ち、「何を」「どう食べるのか」といった健全な食の在り方を学ぶことが求められています。

本市では、「米原市いきいき食のまちづくり計画」(平成21年度から平成25年度まで)および「米原市いきいき食のまちづくり計画(第2次)」(平成26年度から平成30年度まで)を策定し、「米原市健康増進計画『健康まいばら21(第2次)』」、「米原市子ども・子育て支援事業計画」等の計画と連携して食育施策を推進してきました。

社会情勢の変化や本市の食育の現状、これまでの取組の評価を踏まえ、新たに取り組むべき課題に対応し、引き続き本市における食育に関する施策を総合的に推進するため、「米原市いきいき食のまちづくり計画(第3次)」を策定します。

(注)健全な食生活:1.規則正しく食事をとること(朝・昼・晩の食事をきちんととること)、2.栄養面でのバランスがとれていること、3.安全面を配慮すること、4.無駄な食べ残しや廃棄をしないこと、5.食卓を囲んで家族や仲間と一緒に食事をとることなどの望ましい姿の食生活のこと。

計画の位置付け

「米原市食育推進計画『米原市いきいき食のまちづくり計画(第3次)』」は、法第18条の規定による市町村食育推進計画として位置付け、国・県の計画、「米原市健康増進計画『健康まいばら21(第2次)』」や関連計画との整合性を図りつつ食育を総合的に推進していきます。

計画の期間

本計画の計画期間は、「健康まいばら21」等との整合性を図るため、2019年度から2022年度の4年間とします。なお、急激な社会情勢の変化等が生じた場合には、必要に応じて見直しを行います。

この記事に関するお問合せ先

本庁舎 くらし支援部 健康づくり課

電話:0749-53-5125
ファックス:0749-53-5128

メールフォームによるお問合せ