米原市投票区再編計画の策定について
更新日:2024年11月14日
これまでは、衆議院議員総選挙など各種選挙当日は投票する投票所が決められ、決められた投票所以外では投票することができませんでした。また、投票所によってはバリアフリーに対応していない、記載台などを配置するための投票スペースの確保が困難である、駐車場が狭いなど多くの投票所施設に課題があります。
さらに、人口減少などの社会情勢や期日前投票者数の増加などの投票行動の変化、共通投票所の設置が可能となったことなど、投票環境は大きく変化しています。
これらの課題を解消し、有権者の皆さまがより投票しやすい投票環境とするため、「米原市投票区再編計画」を策定しました。
米原市投票区再編計画(令和6年3月1日選挙管理委員会決定)
米原市投票区再編計画については、下記をご覧ください。
再編の背景
(1)現在の当日投票所施設の状況
現在、当日投票所は45か所設置していますが、当日投票所施設の約6割が「土足非対応施設」「十分な投票スペースが確保できない施設」となっています。
【施設の状況】
バリアフリー非対応施設:14投票所(31パーセント)
土足非対応施設:29投票所(64パーセント)
十分な投票スペースが確保できない施設:28投票所(62パーセント)
(2)当日有権者数の推移
選挙権年齢が20歳以上から18歳以上まで引き下げられた平成28年以降の参議院議員通常選挙における当日有権者数の推移について、平成28年7月執行時点と令和4年7月執行時点を比較すると約1,200人減少しています。
(3)投票率等の推移
期日前投票をする有権者は、平成29年以降増加し、投票者数の約30パーセント前後で推移しており、直近で執行された令和5年4月9日執行の滋賀県議会議員一般選挙では36.01パーセントでした。
(4)投票区別当日有権者数等
各投票区間の有権者数は最小で38人、最大で2,325人で、約61.2倍の差が生じています。また、1時間当たりの投票者数についても最小約1.55人、最大約68.00人と大きな差が生じています。
再編の概要
(1)「共通投票所」の導入と当日投票所の見直し
共通投票所は、投票日の当日、投票区に関係なく市内のどの投票所でも投票ができる投票所です。買い物や外出途中などでも有権者の皆さまが立ち寄りやすい投票所で投票できます。
投票区再編計画では、当日投票所をバリアフリー対応にするなどの投票所施設として環境が整っている投票所16か所にすることと併せて、全ての当日投票所を共通投票所とし、投票受付システムを導入することにより名簿対照などの受付事務の迅速化を図ります。
(2)期日前投票所の充実
期日前投票者数が増加しているという現状を踏まえ、これまでの期日前投票所に加え、商業施設等に移動期日前投票所を設置するなど更なる期日前投票所の充実を図ります。
(3)投票当日の投票所への移動支援
投票日当日、交通手段がなく、移動が困難な方などに投票所までの移動支援を実施します。
移動支援の方法は、現在、市で運行している乗合タクシーまいちゃん号を「投票用まいちゃん号」として臨時に活用します。
「投票用まいちゃん号」は、最寄りの停留所から最寄りの投票所までの往復利用で、料金は無料としています。
投票区再編計画の実施時期
この投票区再編計画に基づく投票日当日の投票所や共通投票所の導入、期日前投票所の設置等は、令和7年に執行する選挙から実施する予定です。(令和7年2月執行予定の米原市長選挙から実施する予定でしたが、当該選挙の執行が令和6年11月10日となったため、実施時期を変更しました。)
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