令和8年度 年度始め式市長訓示
更新日:2026年04月06日
皆さん、おはようございます。令和8年度の年度始め式を迎えました。
まずは、今年度入庁いただいた新規採用職員の皆さん。
米原市職員の仲間としてお迎えできることを、心から歓迎いたします。
米原市職員として目指す姿は、「成長志向でつながりを大切にし、積極的にチャレンジする職員」です。失敗を恐れず、若さと行動力、チャレンジ精神を持って仕事に臨んでください。そして、常に市民の幸福を考え、課題解決に向けて主体的に取り組んでいただきたいと思います。
また、人とのつながりを大切にし、先輩や同僚と連携しながら、仕事に励んでください。その経験を通して自らを成長させ、皆さんの思いや目標の実現につなげていただきたいと思います。
わからないことや不安があれば、一人で抱え込まず、周囲に相談してください。
心身の健康管理にも十分気を配っていただきたいと思います。
さて、昨年を振り返りますと、大きな出来事として、44年ぶりに国民スポーツ大会のホッケー競技が米原で開催されました。男女総合、女子総合ともに2位という素晴らしい成績を収め、無事、大会を終えることができました。
市民や関係者の皆さまが一丸となって取り組まれたことにより、応援体制や運営面、ホッケーへの情熱などが高く評価されました。
また、この大会は、米原に受け継がれてきたホッケーの力を再認識する機会ともなりました。
今年はインターハイ、そして来年はワールドマスターズゲームズが予定されています。これまで築き上げてこられたホッケーの歴史を、未来へつなぎ、地域スポーツの力でさらにまちの活力を高めていきましょう。
また、昨年は米原市市制施行20周年という節目の年でもありました。
記念式典では、市政の発展やまちづくりにご尽力いただいた市民の皆さまに、感謝と敬意をお伝えすることができました。
この20年間の歩みは、市民皆さまの熱意と行動によって支えられてきたものです。そして、今は、次の時代に向けた新たな一歩を踏み出す転換点でもあります。
御承知のとおり、この20年間、社会情勢は大きく変化しています。人口減少・少子高齢化の進行、気候変動による自然災害の頻発化、激甚化、デジタル社会の急速な進化、社会インフラの老朽化など、市民の生活に直結するさまざまな課題が目の前に立ちはだかっています。
特に、人口減少は、地域社会の基盤を揺るがす大きな問題です。この先、更なる人口減少は避けられないという現実を正面から受け止め、人口が減少し、暮らしを支える社会資源が縮小していく「縮小社会」を前提としながらも、地域や生活の質を高め、「充実」させる「縮充」の発想が重要です。
市民にとって最も効果的で最適な手法を追求し、本当に必要なサービスを過不足なく、提供し続けられること。そして、見直すべきところは見直しするという強い意識をもって、施策の最適化を図っていく必要があります。
こうした考えのもと、今年度の施政方針においては、『持続可能なまちへの大胆な転換』と、『未来につながる3つの幹を育てる』ことを掲げています。
まず、『持続可能なまちへの大胆な転換』です。
新たな窓口サービスとなる「移動市役所」の本格運行、市民の重要な交通手段である「まいちゃん号」の新システム導入による利便性と費用対効果の向上を図り、持続可能な行政サービスを実現していきます。
また、給食センターの統合に向けた整備や、公共施設の老朽化、利用者の減少などの課題を踏まえた見直しなど、将来を見据えた行財政基盤の適正化にも取り組んでください。
次に、『3つの幹』についてです。
1つめの幹は、「子ども・若者」です。まちの将来を担う存在である子どもや若者が、自身の力を信じ、安心して成長できる環境を整えることが、私たち行政の重要な使命です。教育DXの推進や、生徒会活動の支援、職業体験イベントの開催などを通して、子ども・若者の育ちや学び、挑戦を応援することに努めてください。
2つめの幹は、「地域」です。
自治会役員と市長との意見交換会として「すみトーク」を実施し、自治会の業務負担の増大、担い手不足の深刻な状況を聞いてきました。すでに自治会の負担軽減に向けた見直しに取り組んでいただいていますが、将来にわたり、持続可能な自治会運営を支援するため、引き続き、取り組んでいただきたいと思います。また、伊吹山の復旧・復元に向けた取組の加速化、災害リスクを想定した地域防災計画の改定、老朽化が進むインフラの計画的修繕を進め、市民へ安心を届け、誰もが安全・安心に暮らせる地域づくりに努めてください。
3つめの幹は、「地域産業・経済」です。
人口減少が進む中でも、地域経済を成長させ、雇用を創出し、暮らしの基盤を安定させることが持続可能な地域社会の要です。
担い手農業者への支援強化、空家対策の推進、伊吹スマートインターチェンジの実現に向けた検討、そして米原市のまちづくりの羅針盤となる「第3次総合計画」の策定など、まちの将来像を市民の皆さんと共有し、希望が持てる施策を進めていただきたいと思います。
また、職員の皆さんには、地域活動への参加も期待しています。
市役所職員が、社会貢献活動、地域づくり活動、自治会、消防団などの活動に一市民として参画することは、地域の方と思いを共有し、ひいては現場の市民目線、市民感覚で市政運営を推進することにつながると考えます。
一方で、職員が地域に飛び出せない一因は「時間がない」こと。
そのためにも働き方の見直しが重要です。
窓口開庁時間短縮による業務改革、テレワーク等の推進などにより、時間を生み出し、自らの働き方の転換点としても、見直しを図り、地域へ飛び出す意欲、市民に勇気を与えるような、職員の皆さんのパワーと行動力を高めていただ来たいと思います。
4月から始まる新しい制度や社会の変化が、市民に大きな影響を与えることが予想されます。市役所職員一人ひとりが社会の動向に敏感に対応し、日々の業務に一層の努力を重ねてください。
また、本日から、新たな組織体制での仕事が始まります。
互いに信頼し、率直に意見を交わせる、風通しのよい職場づくりを進めていただき、皆さんが心身ともに健康で、働きがいを感じる職場づくり、働き方を実践してください。
1か月後には重点目標ヒアリングがはじまります。
知恵を出し合い、力を合わせて、「住み続けたい米原」の実現に向けて、頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。
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