令和7年 仕事始め市長訓示
更新日:2025年01月09日
あけましておめでとうございます。
職員の皆さんには、令和7年の新年を、穏やかに迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。
この年末年始は、職員の皆さんも、家族サービスや地域行事への参加など、家族や地域の方々とふれあう機会を持ち、充実した時間をお過ごしいただけたのではないでしょうか。
また、この年末の降雪に備え、見回りに出動いただきました担当職員の皆さんには、改めて感謝申し上げます。
昨年末には、若手職員による自主研究グループと意見交換の場を持たせていただきました。若い職員の方から、職場外での交流や研修を通して、新たなイノベーションを起こしたいという前向きな声や、仕事がもっと楽しくできる職場づくりに向け、既存の仕事の進め方にとらわれない新たな提案など、熱い意見を聞かせていただきました。大変頼もしく感じました。
今年は、このような職員の皆さんと直接お話する機会をできるだけ持ち、風通しの良い職場づくりに努めていきたいと思います。
市長室のドアはいつも開けていますので、気軽にお越しいただきたいと思います。
さて、昨年末に、2024年の日本の出生数は70万人を下回る見込みであると報道されました。米原市の出生者数も、減り続けています。
人口減少に伴って、市民が直面する困りごとは何なのか、市はその困りごとの解決のために何をすべきか、新たな発想で仕組みを考えていく必要があります。
私が掲げる政策の一つである「住みやすい米原市」にしていくため、強化したい施策が、人口減少対策となる移住・定住の促進です。
空き家改修補助や新幹線定期券補助の拡充などにより、移住・定住していただける方を増やせる施策を進めていきたいと思います。また、子育て世代や高齢者が住みやすいと感じてもらえるよう、全天候型の公園整備などについても、早期に事業を進めていきたいと思います。
令和7年度は、昨年、「行財政経営と改革の基本方針2024」に示されたとおり、住宅地や産業用地確保による都市力向上に向けた効果的な施策も進める必要があります。昨年、長浜市と共同で滋賀県へ提案した産業用地開発事業については、残念な結果となりましたが、引き続き、企業誘致を推進し、新たな産業用地の確保と、そこから雇用や人の流れをつくるまちづくりに繋げられるよう取り組んでいきたいと思います。
そして、伊吹山の土砂災害防止・植生回復に向けた対策や、激甚化する自然災害への防災対策、持続可能な支え合いができる地域づくりや脱炭素社会の推進など、市民が不安なく生活することができるまちの構築に向けて、引き続き取り組んでまいりたいと思います。
また、今年は、平成17年に米原市が誕生してから、20周年の節目を迎えます。これまでの米原市の歩みを振り返るとともに、米原市の20年、50年、100年後を見据え、まちの「未来を育てる」年にしていきたいと思います。
米原の未来が育つ「タネ」となる事業を展開し、特に山を育てていくことを通して、人が育ち、まちが育ち、郷土愛が育つ年にしたいと思います。20年を経て、市役所がさらに成長し、市民が誇りと愛着を持てるまちづくりを進められるよう、職員の皆さんと一緒に努力していきたいと思います。
最後に、今年は巳年です。
「蛇」は、皮を脱ぎ捨て、新たな姿に生まれ変わることから、再生の象徴と言われています。この意味から、巳年は新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年になると言われています。まさに、今年は、伊吹山の再生を目指し、20周年を迎え、新たに未来へ歩みだす年です。市民が、地域が、米原市全体が飛躍する一年となるよう、共に頑張ってまいりましょう。
最後に、皆さまにとって幸多き1年となりますことを祈念するとともに、さらなるご協力をお願い申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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