令和6年11月11日角田市長就任に当たっての市長訓示

更新日:2024年11月14日

おはようございます。
新しく、米原市長に就任させていただくこととなりました、角田航也です。
先ほどは、大勢の職員の皆さんに、市役所の玄関にて、お出迎えをいただきまして、ありがとうございました。
そしてまずは、昨日の選挙事務、お疲れ様でした。衆議院選挙に続き、私にも原因はございますが、市長選、県議補選に市議補選と選挙が重なり、関係部署の皆さんはもちろん、携わっていただいた皆さんに感謝を申し上げます。くれぐれも体調管理に気を付け、過重に仕事された分、しっかり休暇をとっていただきたいと思います。

私はこれまで、「まじめに生きる人が報われ、弱い立揚の人こそ光があたる 社会を実現したい!」その一念で、県義会議員として3期10年、活動をし、県立高校へのエレベーターの設置や就職氷河期世代への支援の拡充など一定の成果を得ることはできました。
他方、伊吹山の土砂災害対策や植生回復、人口減少対策や地域の活性化対策など道半ばの政策もあり、掲げた政策の全てを実現させることができたわけではありません。
今回市長を目指しましたのは、こうした道半ばの政策や新たな課題、市民の皆さまからお寄せいただくご要望に、一つでも多く、少しでも早く、直接、政策を実行し、実現したいと考えたからでございます。
平尾前市長のあとを受けて、良い所を受け継ぎ、さらに発展させ、また、新しい視点や発想を取り入れながら、来年合併20年を迎える節目となる米原市をさらに住みやすく、住み続けたくなるまちにしていきたいと思います。

7月に伊吹山で土砂災害がおきました。被災された住民の皆さまには改めましてお見舞いを申し上げますとともに、猛暑の中、復旧作業にあたっていただきました職員の皆さまに心から感謝を申し上げます。緊急対策はほぼ完了し、今後は抜本的な対策として砂防堰堤や治山堰堤、シカの捕獲、植生復元等を進めていかねばなりません。こうした対策を国、県と連携しながら着実に進めてまいります。霊仙山など他の地域でも土砂災害の予防対策に力を注いでまいります。
その他、地震や水害などあらゆる災害への備えをハード・ソフト両面から充実させていきたいと考えます。

また、米原市も、人口減少が進行し、若い人は市外へ出られ、生まれる子どもの数も減ってきています。そこで、子育て世代や若い方に定住や移住をしていただくために、他の市町の好事例を参考に、新たな発想も取り入れながら、効果的な方策を講じていきたいと思います。
そして、米原駅周辺に人や企業を呼び込み、活性化を図っていきます。東口の県有地、市有地につきましては、進出事業者が決まりましたので、着実な進行を推し進めたいと思いますし、開発の相乗効果が生まれるよう、西口側も併せて、にぎわいのある駅周辺のまちづくりをしたいと考えます。
また、人口減少にも耐え得る持続可能なまちにするため、平尾前市長も積極的に進めてこられましたが、地域の支え合いのしくみづくり、高齢者の方の居揚所づくりの充実も図ってまいります。
こうした政策を、市民の皆さん、そして市の職員の皆さんと一緒になって新しい米原市をつくっていきたいと思います。

平尾前市長は、行政出身の市長でいらっしゃいましたが、私は全く行政経験がございませんので、いわゆる役所内の常識を知りません。そのことで、戸惑われたり、不安に思われることもあろうかと思いますが、私は、「知らない」ことを逆手にとって、常識にとらわれず、感覚が新鮮なうちに、新しい発想ややり方で市政運営を進めていきたいと思います。
一方で純粋に足りない専門知識もたくさんございますので、皆さんが取り組んでおられる事業について、1つ1つ教えていだだきながら、皆さんとともに、市民の皆さまのために、力を尽くしてまいります。

また、最近問題となっております、さまざまなハラスメントを防止し、市の職員の皆さんにとって働きやすい職揚になるよう、意を用いてまいります。 そして、仕事を一人で抱え込まず、困っていることや考えていることを気軽に上司や同僚に相談したり提案できる、風通しのよい市役所にしていきたいと思います。
是非とも、市の職員の皆さんのお力やお知恵をお借りして、4年間で「米原っていいよね、変わったよね」と言っていただけるよう、掲げた政策を前に進めていきたいと思います。改善すべきところは、ためらうことなく、ご指摘ください。また、新しいアイデアをどんどん出していただきだいと思います。最終判断をし、責任はもちろん、私が引き受けます。

課題はたくさんございますが、一つ一つ丁寧に取り組み、子どもから、大人、高齢者の方まで、みんなが住んでてよかった、ずっと住み続けたいと思えるような誇りと愛着が持てる米原市を、職員の皆さんと一緒につくりあげていきたいと思います。
皆さま方の御理解と御協力を心からお願い申し上げまして、私からの初めの訓示とさせていたたきます。どうぞ、4年間よろしくお願い申し上げます。

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