平成26年度年度始め式市長訓示(要旨)

更新日:2018年01月23日

4月1日(火曜日)

 皆さん、おはようございます。先月24日に、3月議会が閉会となりましたが、この議会では、平成26年度当初予算をはじめ、各種施策について、審議いただきました。平成26年度は、市民の暮らしや安全、安心、更には地域課題を解決するため、「地域に寄り添うこと」を施策の中心に、予算編成しました。また、職員の存在こそが、市の事業を進めていくための推進力であるとの考えから、いわゆるゼロ予算事業として「未来へつなぐ職員力事業」も事業に位置付けしました。

 さて、3月6日に、米原市の新庁舎の在り方を検討する「第1回米原市庁舎等整備検討委員会」が開催されました。庁舎につきましては、いろいろな議論があるかと思いますが、本検討委員会でしっかりと議論をいただき、本年度中には、一定の方向性を提示してまいりたいと考えております。

 また、3月15日でありますが、市内の医療関係機関が一堂に会して「医療機関等多職種連携米原モデル講演会」が開催されました。現実には、行政の力だけでは、地域医療、地域福祉を支えていくには限界がきております。ようやく市役所でも、このことに気づき、市内の医療関係機関と連携を図り、地域医療、地域福祉を進めていこうとの動きが芽生えてきました。今後は、行政と市内の医療関係機関が連携協力をしながら、それぞれの役割や力をしっかりと発揮し、少子化対策や過疎高齢化、更には地域疲弊の問題などに向き合っていきたいと考えています。

 次に、昨日は退任式ということで、長年一緒に仕事をしてきました多くの仲間を送り出しました。その中の一人が、公務員人生、「大過なく」ではなく、「小過」はあったが、何とか公務員人生を全うしたとの言葉を残し去って行かれました。「小過」はあったという話の中で、その先輩は、積極的にチャレンジして、たくさんの失敗もしたが、失敗こそが、私を育ててくれたとして、職員の皆さんも何事にも積極的にチャレンジしてほしいとのエールを込められていたと受け止めました。皆さんも、この先輩からの言葉を肝に、失敗を恐れることなく、何事にも積極的にチャレンジしていっていただきたく思っております。

 さて、先ほどは、新規採用職員の皆さんと、人事異動のあった主幹級以上の方々を対象に、辞令交付をさせていただきました。新たに、米原市職員となられた皆さん、米原市役所に入庁いただき、心から歓迎を申し上げます。また、このたび人事異動となられた皆さんには、それぞれの希望にそった人事が必ずしもできているとは思いませんし、不平や不安などもあるかと思いますが、それぞれ配属された部署で、一心不乱に、前を向いて、今自分ができることを精一杯頑張ることが、自らの思いを実現していくことに通じると期待をしています。米原市は、米原駅東口周辺のまちづくり事業をはじめ、過疎高齢化の問題や少子化対策など、まだまだ沢山の課題を抱えております。私は、「希望都市まいばら」を目標に掲げ、市政を進めておりますが、「前を向く」、「上を向く」、「歩みを進める」、こんな未来展望が持てる米原市を作っていきたいと考えています。皆さんも、それぞれの部署で、持てる力を発揮いただきますようお願いします。

 話は少しそれますが、先日、市民のお一人とお話をする機会があり、その中で、大変うれしいお言葉をいただきました。これまでは市役所にお願いごとに行っても、なかなか対処してもらえなかったが、最近では、すぐに対処いただけるようになったと、市役所の仕事が早くなってきたと、お褒めの言葉をいただきました。私も、市長として、大変誇らしくもあり、皆さんの頑張りに感謝を申し上げます。このように少しずつではありますが、市民の皆さんに、市役所が変わり始めてきていること、変わってきていることを実感いただいておりますので、これからも市民の立場、当事者の視点に立って、考え行動いただく職員であってほしいと思います。

 最後に、少しだけ厳しいことを申し上げますが、今月21日から23日にかけまして、平成26年度の政策提案・部局別重点目標のヒアリングを実施いたします。先月、先々月の市長訓示でも話をしましたが、次年度の事業に向けて、事前の準備を進めていただくようお願いをしておりました。このヒアリングでは、各事業を詳細に聞き取りさせていただきますので、各部局で、もう一度しっかりと検討をいただき、各事業の熟度を高めておいてください。特に、前年度に積み残しのあった事業については、なぜ出来なかったのかも含め検証いただき、本年度同じ轍を踏まないようお願いします。

 最後に、本年度の機構改革では、市が直面する課題である「少子化」と「地域振興」に対応するため、新たに「こども未来部」と「地域振興部」を創設いたしました。持続可能な米原市づくりを進めていくための体制も整いましたので、各部、各課しっかりと連携を図りながら、市政の推進をお願いし、市長訓示を終わります。今年も一年、よろしくお願いします。

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