令和2年 仕事始め式副市長訓示(要旨)

更新日:2020年01月22日

1月6日(月曜日)

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

本来ですと、市長が訓示を申し上げるべきところですが、年始にインフルエンザにかかられ、本日は出勤することができないため、市長に代わりまして、一言ご挨拶申し上げます。

職員の皆さまには、令和2年の輝かしい希望に満ちた新年を、健やかに迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。例年よりも、少し長い休みでしたが、この間、家族サービスや地域行事への参加など、家族や地域の方々とふれあう機会を持ち、親交を深めることができたでしょうか。

皆さま御承知のとおり、年末には、職員が不祥事により逮捕されるという非常にショッキングな事件がありました。以前の不祥事からようやく立ち直ってきたと思っていた矢先の出来事であり、私もそうですが、皆さまも本当にショックを受けられたことと思います。市民の皆さま方からの信頼も、これまで以上に低下していると思われ、失った信頼を取り戻すには、多くの時間を要すると思います。

不祥事に至った経過や原因が明らかになっていない中、ただちに何をしたらいいのか、皆さん悩まれていると思います。詳細が明らかになるまでの間、一つには職員間でのコミュニケーションに心がけ、風通しの良い職場づくりに心がけてほしいと思います。決して、1人で悩みを抱え込まないようにしてください。

さて、令和2年となり、新しい時代の幕があがりました。統合庁舎の建設が本格稼動し、民間による米原駅東口周辺まちづくり事業もより一層進むことと思われます。統合庁舎と米原駅東口周辺まちづくりの一体的な進展によって、滋賀県の玄関口としてふさわしい賑わいの創出につなげていきたいと考えています。

時代は常に変化しており、その動きを見極めることが大切です。2023年には北陸新幹線金沢・敦賀間が開業します。その後、2027年のリニア中央新幹線品川・名古屋間の開業により、米原から東京までは、約1時間10分でつながることになります。そうした動きを見据え、この新幹線駅を最大限に活用していくことが、滋賀県と米原市の活性化には必要不可欠であります。近隣市町との連携による「広域観光連携」のあり方や、滋賀県との連携によるビワイチをはじめとした米原駅を玄関口とした新たな交流人口の拡大などを模索しながら、米原だからこそできる役割を着実に果たしていきたいと考えています。

日本は、これまで世界的にも経験したことがない、人口減少や超高齢化社会に突入しています。人口構造や社会環境の変化により、家族や社会の在り方も、これまでとは大きく変わってまいりました。

老老介護や多重介護、育児と親族の介護を担うダブルケアなど、新たな課題が全国的に顕在化しつつあります。また、7人に1人の子どもが相対的な貧困状態にあるといわれているほか、虐待による痛ましい事件が後を絶ちません。こうした課題に対し、よそ事ではなく自分事として受け止める姿勢を持ち、市民に寄り添い地域に向き合いながら、まちづくりに取り組んでいく必要があります。社会的少数者、社会的弱者といわれるような人に配慮した対応、環境を整えていただきたいと思います。

米原新時代に向けた取組を加速させながら、市が目指すまちの将来像である「ともにつながり、ともにつくる、住み良さ実感、米原市」の実現に向け、引き続き、市民の皆さまとともに考え、歩みを進めていただきますようお願いします。

結びに、令和2年はマイナスからのスタートとなりますが、体調管理に十分留意していただきながら、気分を新たに、職員一丸となって、仕事に、そして、信頼回復に取り組んでいただきたいと思います。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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