ブロック塀の安全点検について
更新日:2021年10月29日
ブロック塀の安全確保について
平成30年6月18日に大阪府北部を震源とする地震によりブロック塀が倒壊し、尊い人命が犠牲となりました。
ブロック塀については、建築基準法によりその構造が定められています。建築基準法に適合しないブロック塀、または、老朽化して亀裂や傾き、ぐらつき等が生じるブロック塀は、地震時に倒壊するおそれがあります。また、倒壊したブロック塀が、避難や救助、消火活動等を妨げる場合もあります。
ブロック塀の維持管理は、所有者または管理者の責任です。
安全性を確保するため、次のチェックポイントを用いて、ブロック塀の安全点検をお願いします。
ブロック塀の点検のチェックポイント
ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。
まず外観で1から5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。
- 塀は高すぎないか
塀の高さは地盤から2.2メートル以下か。 - 塀の厚さは十分か
塀の厚さは10センチメートル以上か。(塀の高さが2メートル超2.2メートル以下の場合は15センチメートル以上) - 控え壁はあるか。(塀の高さが1.2メートル超の場合)
塀の長さ3.4メートル以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか。 - 基礎があるか
コンクリートの基礎があるか。 - 塀は健全か
塀に傾き、ひび割れはないか。
<専門家に相談しましょう>
- 塀に鉄筋は入っているか
塀の中に直径9ミリメートル以上の鉄筋が、縦横とも80センチメートル間隔以下で配筋されており、鉄筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
基礎の根入れ深さは30センチメートル以上か。(塀の高さが1.2メートル超の場合)
組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀の場合
- 塀の高さは地盤から1.2メートル以下か。
- 塀の厚さは十分か、
- 塀の長さ4メートル以下ごとに、塀の厚さの1.5倍以上突出した控え壁があるか。
- 基礎があるか。
- 塀に傾き、ひび割れはないか。
<専門家に相談しましょう>
- 基礎の根入れ深さは20センチメートル以上か。
ブロック塀の点検のチェックポイント (PDFファイル: 143.3KB)
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