福田寺・公家奴振り
更新日:2024年05月01日
奴振り-公家奴振り:春
例年5月4日に開催されます。
一般に長沢御坊の名で親しまれている福田寺は、本願寺の連枝寺でもあり、京都とのつながりが深い名刹です。
江戸時代には、住持の摂専が従兄弟にあたる彦根藩主・井伊直弼(いいなおすけ)の計らいで、摂政関白右大臣二条斎敬(なりゆき)の妹かね子(明治天皇皇太后の従妹)を室に迎えています。同寺の公家奴振りは、この時、夫人に随従してきた供方が伝えたものといわれています。毎年、春と秋の2回に、当時のままに再現されており、紺のハッピに脚袢、ワラジ履の奴が「ヨーイヤセ、アレワイサノサ」の掛け声とともに練り歩く、風流な姿を見ることができます。京都の時代祭に登場する奴振りは、武家奴振りといわれるもので全国各地に残っていますが、公家奴振りはここだけでしか見られず、古式を伝える貴重な資料として、県の無形民俗文化財に選択されています。
開催地
熊野神社
滋賀県米原市長沢
アクセス
公共交通機関
JR北陸本線「田村駅」下車 徒歩10分
その他
JR北陸本線坂田駅下車、レンタサイクルで10分
奴振り―福田寺公家奴振り:秋
例年11月中旬の日曜日に開催されます。
一般に長沢御坊の名で親しまれている福田寺は、本願寺の連枝寺でもあり、京都とのつながりが深い名刹です。江戸時代には、住持の摂専が従兄弟にあたる彦根藩主・井伊直弼(いいなおすけ)の計らいで、摂政関白右大臣二条斎敬(なりゆき)の妹・かね子・(明治天皇皇太后の従妹)を室に迎えています。同寺の公家奴振りは、この時、夫人に随従してきた供方が伝えたものといわれています。毎年、春と秋の2回に、当時のままに再現されており、紺のハッピに脚袢、ワラジ履の奴が「ヨーイヤセ、アレワイサノサ」の掛け声とともに練り歩く、風流な姿を見ることができます。
開催地
福田寺(長沢御坊)
滋賀県米原市長沢1049
アクセス
公共交通機関
JR北陸本線「田村駅」下車 徒歩10分
車
北陸自動車道米原インターチェンジから車で10分
その他
JR北陸本線坂田駅下車、レンタサイクルで10分
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