中山間地域等直接支払制度の実施状況について
更新日:2023年01月30日
中山間地域等直接支払制度とは
山間部(中山間地域)の農地は、水源かん養、洪水の防止、土壌の侵食や崩壊の防止など多面的機能によって、下流域の財産、豊かな暮らしが守られています。しかし、過疎化や高齢化が進む中で自然的・経済的・社会的条件の不利性から、担い手の減少、耕作放棄地の増加などによって、多面的機能が低下し、大きな経済的損失が生じることが心配されています。
このため、農業生産の維持を図りながら、多面的機能を確保するという観点から、平成12年度よりこの制度が実施されています。
米原市の実施状況
米原市は制度の見直しにより平成27年4月7日に滋賀県知事の同意を得て、『米原市農業に有する多面的機能の発揮の促進に関する計画』を制定し、それに基づく対象集落のうち、第5期となる令和2年度から令和6年度までの取組集落は12集落(9協定)です。(注)令和5年1月27日時点
これらの集落では協定に基づき、共同取組活動として、水路・農道等の維持管理、多面的機能増進活動、耕作放棄地の防止活動などが行われ、目標達成に要する経費として交付金が交付されました。
なお、この交付金の財源は、国が2分の1、県・市がそれぞれ4分の1を分担しています。
制度の概要
1.実施期間
令和2年度から令和6年度まで(第5期対策)
2.交付金の対象地域、対象農用地
旧山東町、旧伊吹町、旧米原町、旧近江町(息長地区)の農振農用地区域内にある農用地(田・畑)で、対象となる傾斜地にある1ヘクタール以上のまとまりのあるもの。
集落単位で協定を締結する必要があります。
3.交付単価(10アールあたり)
通常単価 3,500円から21,000円(農用地の傾斜、田・畑で異なります)
4.対象行為
- 耕作放棄を防止する活動
- 農業用水路、農道等の管理活動
- 多面的機能を増進する活動
集落名 | 急傾斜田 (平方メートル) |
緩傾斜田 (平方メートル) |
面積計 (平方メートル) |
交付金額(円) |
---|---|---|---|---|
上野 | 248,229 | 47,236 | 295,465 | 5,590,697 |
弥高 | 37,877 | 0 | 37,877 | 795,417 |
大清水 | 82,395 | 201,749 | 284,144 | 4,196,719 |
上平寺 | 40,385 | 3,248 | 43,633 | 918,883 |
寺林 | 5,820 | 85,599 | 91,419 | 807,012 |
藤川 | 37,587 | 130,511 | 168,098 | 1,833,415 |
柏原 | 0 | 245,726 | 245,726 | 1,965,808 |
伊吹 | 0 | 92,217 | 92,217 | 737,736 |
東草野 | 427,602 | 203,078 | 630,680 | 16,223,726 |
合計 | 879,895 | 1,009,364 | 1,889,259 | 33,069,413 |
(注)「東草野」は甲津原、曲谷、甲賀、上板並の広域連携協定
(注)今期における本制度の対象は田のみ
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