薪ストーブ等の適切な使用について

更新日:2021年12月16日

薪ストーブ、暖炉、ペレットストーブ等の化石燃料を使用しないストーブは、自然志向のライフスタイルや、エネルギー問題への意識から、ご家庭でも設置が増えています。
しかし、使用に伴う煙や臭い等の苦情が市役所に寄せられることもあります。薪ストーブ等を規制するような法令はないため、このようなトラブルは当事者同士で解決していくことが必要です。
このため、薪ストーブ等を使用する方、これから設置をご検討されている方は、次の点にご注意いただき、快適な環境づくりと良好な近隣関係にご配慮をお願いします。

すでに薪ストーブを設置・使用されている方へ

点火する時間を検討してください

どんな薪ストーブでも、本体と煙突が冷えている時には、煙やすすの発生が起きやすくなります。薪ストーブの点火時と、ご近所の方が窓を開ける時間や洗濯物を干す時間が重ならないようにしてください。できるだけご近所の方の生活時間を把握し、配慮を常に怠らないようにしましょう。

しっかり乾燥させた薪を使いましょう

湿った薪は不完全燃焼を起こしやすく、煙や臭いが出やすくなります。十分に乾燥した薪を使いましょう。点火時にも専用のチップ等、煙が出にくいものを使用し、家庭ごみや建築廃材は使わないようにしましょう。

煙突の掃除は定期的に行いましょう

専門家による定期的な点検や清掃を依頼しましょう。すすの飛散を防ぎ、煙道火災予防にもなります。

薪の保管場所に気を付けてください

道路沿いなどに無造作に積み上げると、放火や薪が濡れる原因となります。また、壁際に積み上げると、白蟻や蜂などの害虫を呼び寄せてしまうおそれもあります。自宅から離して積み上げても、隣家の壁に近いところに積み上げれば、隣家に被害を誘発してしまうおそれもあります。乾燥状態を保ちながら、安全に保管できる場所を確保しましょう。

薪ストーブの設置を検討されている方へ

設置場所を業者等の専門家と慎重に検討してください

薪ストーブの使用時期は主に晩秋から春先ですので、その時期に吹く風向きを調べ、煙が発生した際の行く先を把握しましょう。その際に近隣の住宅の窓に煙やすすが向かうような煙突の設置は避けてください。

煙突は可能な限りまっすぐ、高く施工してください

煙突内で排気が停滞し冷えてしまうと、すすや付着物が増えてしまいます。熱いうちに排気できる構造にするよう心がけましょう。二重断熱構造の煙突素材等を使用し、排気の保温と万が一の煙道火災にも備えてください。

ご近所にあらかじめ説明し、ご理解をいただく工夫をしましょう

施工前に、ご近所の方に説明を行いましょう。ご近所の方からのご理解を頂かないと、使用後にトラブルや苦情の原因となってしまい、使用できなくなる場合があります。また、ご近所の方に呼吸器系の持病がある場合には、設置を断念する決断も必要です。事前に話すことで、初めて得られる情報もあります。事前のご近所への説明は非常に大切となるため、必ず行うようにしてください。

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