第7回米原市まちづくり基本条例をつくる会(その4)
更新日:2017年11月30日
グループ発表
発表に際して(富野教授)
時間の関係があるので、少しまとまったところがあるようですから、まとまったところから少し発表していただけたらと思う。
今日の発表は、それぞれのグループで出てきた意見を皆さんで共有することが目的なので、特にこういうふうにまとめましたということだけでなくても結構。こういう論点ではということが中心だったと思う。
それでは、発表をお願いします。
第5グループ
皆さんがお書きいただいた一つひとつのご意見をグループ別に仕分けをした。
前文とか理念、基本原則にあたるものを、まず第1グループとしている。
前文には、自然、水と緑であるとか、ここの特徴である交通の要衝であるとか、歴史・文化を入れてもらいたいという意見、それから、この条例の位置づけを最高規範としましょうというところをここに入れてはどうかと、それから、年齢・役職を問わず意見交換の出しやすいまちと、こういうものを前文か理念に入れてはどうかという意見があった。
それから、情報の公開・共有が今までからたくさん意見が出ていたということなので、やはり知る権利の明記であるとか、あるいは情報公開の共有・活用、それから個人情報の保護とかも含めて、情報の公開・共有をしていきたいということである。
それから、まちづくりの参画・協働という分野であるが、例えば、一人ひとりの人格が尊重されて優しいまちづくりにしてほしいと、あるいは市民の行政推進への参画・協働の項目も入れましょうと、それから自発的なまちづくり、そして他世代・他民族を入れてはどうか、こちらもいろんな時代間の参画の仕方があるので、個人的にはぜひとも、他世代であるとか他民族であるとか、こういうものはぜひ参画・協働の中で謳っていただきたいと思う。
それから、どこの条例にもある行政、市民、議会、コミュニティーそれぞれの役割である。
例えば、行政の場合には税金の有効利用、子育て支援、教育、環境、福祉、高齢者福祉、そして各種団体への支援と、そういう行政の責務を入れましょう。
行政を市長と見立てますと、市長の役割、あるいは協働という中で、いわゆる重要案件の意思形成過程には必ず住民の参画を義務付けましょうというようなことで、これは市長の役割だが、または協働の中のどちらかに入れてほしいという意見だった。
それから、市民の役割だが、市民の定義を入れましょう、市民の一体性の確保を入れましょう、これは合併直後の条例ということもあるので非常に特徴的だということで、旧町の垣根を越えた交流というものを市民の役割の中に入れてはどうかということである。
それから、市民の権利と行政の補助的な役割の確立ということで、これも市民と行政の両方にまたがろうかと思う。
それから、市民の基本的な権利と義務を記入しましょうと、そして、行政・市民・議会ともに隣接の市、いわゆる彦根、長浜市との緊密な関係を維持しようということを記入したらどうだろうかということである。
それから議会の役割は必ず入れましょうと、細かいことですが、議会というのは議決機関であって、その中で議員の責務として議員提案の促進というものも入れてはどうかということである。
それから、コミュニティの役割だが、地域共同体の役割となっていますが、これはコミュニティということである。
それから、コミュニティの役割の中には地域の権利や義務、あるいは自立と自律と、いわゆる自分が立つのと自分を律するという地域づくりを明記すればどうかということも出た。
そして、住民投票ですが、これも皆さんともに大変必要であるということである。
必ずこの項を設けましょうということで、その中には投票権者を永住外国人と18歳以上を記入しましょうという意見もあるし、署名数のハードルを低くしましょうということである。
その他、これは多摩市の条例にもあったと思うが、チェック機関として基本条例推進委員会を設置しましょうという意見、条例の改正の項目は必要であるという意見があった。
その他としては、これはどこへ入れたらいいのかちょっと分からないが、少し細かいですが、専業農家が暮らせるような環境整備、そして人格の尊重、いわゆる市民が不利益を受けないというようなこと、地元産にこだわる安全、安心な食糧体制の確立、この辺のところは少し細かいですが、どこかに振り分けられればというようなことだった。
富野教授から
本来ならば、実は出していただいたことについては他のグループから質問をいただいたり議論いただいたりした方がいい。
今日は最初ですから、皆さん、どういうふうに出されたかということを共有したいと思う。
そういう意味では質疑ははずしてとにかく発表をまずお願いしたいと思う。
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