第5回米原市まちづくり基本条例をつくる会(その4)

更新日:2017年11月30日

まちの探検隊の様子(米原市醒井公民館)の写真

富野教授の話を聞くメンバー(米原市醒井公民館)

意見交換(その2)

富野教授
 具体的な作業をこれからどうするか、皆さんにイメージをもっていただきたいのですが、皆さんの中で議論するということが一つの方法である。
 情報公開とか情報ネットワークという、あるいは住民と行政の協力関係を一つの部会につくって、当然情報を共有するってことも出てくる。そのときに、皆さんで議論していただくことも一つある。
 もう一つは、少し急いでいたのは、そういうことに関して関係部局、情報を担当している部局とか市民協働部局とか、そういう人たちの行政の意見を聞きながら、こういう議論をすることもありうる。
 ですから、この会ができたからここだけで議論するだけでなくて、例えば精通している人に来ていただいて、いろいろな意見を聞くとか、そういうこともありうる。ヒアリングという形である。

会員
 物流センターの話でも、行政としては関西電力とか郵政公社とかにアタックしてできあがっている。住民はそういうことは知らされていない。それでいいのか。
 また、米原駅の周辺整備もやるが、それも関係の自治会だけしか知らされてない。
 やっぱり基本条例をつくる会のメンバーに行政がどういうふうに思っているのか、将来に向かって説明をさす必要がある。そういう場面をつくってほしい。

富野教授
 そういうことになるとニセコ町の条例が参考になる。ニセコ町は積み重ねがあってつくった条例ですから、いきなり題字にすることではだめで、そこで議論したうえで、何が必要なのか、行政も理解して、我々も具体的にそうだとなっていかないと、基本条例にしたら行政がつっ走っても困るし、我々だけでつくるというわけにもいかない。
 ですから、これからの方が本番のプロセスになるわけですから、いいプロセスを引いていかないと非常に逆にいうと安定性のない条例になってしまうこともある。今の問題提起はすごく大事なところである。プロセスを引いていくたびに重要になってくる。
 ですから、実際、議論していくと、あまり議論だけでくくる必要もないと思う。必要なことは我々、情報として知らなければいけませんし、いろいろな情報として入れることが必要ですし、そういうことも含めて少し時間をとりたいということで班編成も少し早めにやっていくほうがいいということもちょっとあった。

市民
 いくつかのテーマ別のグループをつくって、それぞれに関心のあるところへ入ろうということですが、ただ、一つのテーマに集中することが十分起こり得ると思うが、それはどうしますか。

富野教授
 抽選である。ただ、一つのグループに例えば4人くらいいないとまずいと思う。

市民
 一つのテーマで、例えばこの中の3分の2が集中するとなった場合も、そのグループのそのテーマの第1班、第2班、第3班ということでどうかなと思っている。

富野教授
 それよりも、いろんな確率が考えられるが、例えばテーマ1とテーマ2とテーマ3が重なる場合があり、1と3を両方やる人もいるし、こういう作り方もある。
 でも、皆さんの仕事量が増える。自分のメインの関心のあることはやっぱりやらなきゃいかんだろうと、それに皆さん入っていただく。
 でもサブは必ずやっていただいて、少ない班のところでも一応人数が確保できて、2つ目くらいまではやっていただくと、そういうことであれば据えられ運用できると思う。
 実際的には、議論なしで、それぞれのテーマで進めるわけにはいきませんから、一定の数がないとまずい。

市民
 一つのテーマに例えば30人集まるとなったときには、30人が自由に討論することは難しいと思う。
 それで一つのテーマに30人集まってきたけれども、そのテーマで30人をいくつかの同じテーマで分けるとする。そういうことが許されるとみんな自分のやりたいことがやれると思う。

富野教授
 それはそのときになって考えましょう。それはどのくらいの数になるか分からないし、テーマの設定の仕方にもよりますから。

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