「まいばら協働事業提案制度」平成30年度募集(平成31年度(令和元年度)実施)の採択事業

更新日:2019年06月28日

平成30年度提案事業募集概要

平成31年度(令和元年度)に実施する協働事業を募集したところ(募集期間:平成30年6月21日から7月31日まで)、9事業の提案がありました。

  • 自由提案型:4事業(うち、継続事業が3事業)
  • 行政テーマ設置型:5事業(うち、継続事業が4事業)

自由提案型とは

地域課題の解決に向け、自由なテーマで団体等から提案する市との協働事業

行政テーマ設置型とは

市が市民と協働で実施しようとする事業や、これまでが行ってきた実施方法などに課題があるとしている事業をあらかじめテーマ設定し、団体等から提案を求める協働事業

今年度募集した行政テーマ

番号 テーマ 内容 担当課

1

ふるさと納税制度を通じた関係人口の創出

ふるさと納税における返礼品(モノ・コト)をブランディングし、効果的に発信することで米原ファンをつくり、関係人口の創出とふるさと納税制度による寄付の拡大を図る。

政策推進課

2

乗合タクシーまいちゃん号の乗合数向上

乗合タクシーまいちゃん号の運行に際し、1便当たりの乗合数を向上する仕組みを検討する。

米原近江地域協働課

公開プレゼンテーション

提案のあった9事業についてそれぞれ担当課を決定し、提案団体と担当課がさらに事業内容を検討し、公開プレゼンテーションに向けた資料を完成させます。

今年度の公開プレゼンテーションは、平成30年10月6日(土曜日)にルッチプラザで開催しました。新規事業は事業説明10分、審査委員からの質疑応答15分、継続事業は事業説明10分、審査委員からの質疑応答10分であり、それぞれの持ち時間を使ってプレゼンテーションが行われました。

審査

公開プレゼンテーション終了後、審査委員会による厳正な審査協議が行われました。

まいばら協働事業提案制度審査委員会委員
役職等 氏名 所属等
委員長 山田 裕子 大阪NPOセンター副代表理事
副委員長 上田 洋平

滋賀県立大学地域共生センター助教

委員 清水 清市 一般社団法人 大野木長寿村まちづくり会
委員 竹中 礼子 米原市自治基本条例推進委員会委員
委員 松村 英香 市職員
委員 関沢 匡司 市職員

採択事業

米原駅西口円形広場「りのべ」ぷろじぇくと(継続2年目・H29行政テーマ設置型)

事業団体

MatteMatteまいばら委員会

事業概要

米原駅西口円形広場が単なる通路ではなく、にぎわいと交流を創出するための空間となるよう、リノベーションするため、市民が求める機能や必要な機能を手づくりで追加するとともに、利用手引書を作成するなど持続可能な利用方法をまとめ上げる。

担当課

建設課

審査委員会講評

西口円形広場の使い方を示すために、手引書の作成を進めてほしい。
その際には、講師謝礼の5万円を、印刷製本費に変える予算の組換を検討してほしい。
手引書の作成に当たっては、西口円形広場に関わる人をできるだけ多く巻き込んでほしい。

上丹生工芸体験事業(継続2年目・H29行政テーマ設置型)

提案団体

ものづくり普及推進会

事業概要

外国人観光客等を対象にした体験観光メニューを構築するため、地域で営まれている伝統工芸の体験メニュー化を市内の工芸職人に呼び掛けるとともに案内マップの作成、ブロガーやホームページ、フェイスブックを活用した国内外へのPRを行う。

担当課

政策推進課

審査委員会講評

まずは受け入れ態勢をしっかりと構築し、単発イベントだけでなく、滞在型や長期型の体験メニューも考えてほしい。その際には、地域の空家の活用を検討してほしい。
彦根市にあるジェトロ滋賀のような機関との連携も検討していただきたい。
 

米原まちづくろい会議(継続3年目・自由提案型)

提案団体

ルッチまちづくりネット

事業概要

まちに関わる意志を持つ人材の掘り起こしと市民と行政の対等な立場でのまちの課題解決に向けて、My本箱プロジェクトの実施と米原まちづくろい会議、まちづくろい人材ノ森集会を開催し、市民と市職員の協働に対する理解を深め、協働による市民主体のまちづくりの推進を図る。

担当課

米原近江地域協働課

審査委員会講評

最終年度のまとめとしてどのように成果をはかるのかを検討してほしい。
My本箱プロジェクトについては、全体の内容を再考していただきたい。
やることが固定化・マンネリ化しているようにも見受けられるので、新しい参加者の獲得を目指してほしい。
「まちづくろい会議」は、行政に必要な機能であるので、担当課と政策を立案する段階に組み込む検討をしていただきたい。あわせて、委託とするのか、補助とするのか検討してほしい。
協働提案事業に取り組んだ担当課を一同に集めたまちづくろい会議を開催してはどうか。

地場産材を使った木箱型生ごみ処理器普及事業(継続3年目・自由提案型)

提案団体

木の駅いぶき実行委員会

事業概要

家庭ごみ削減により環境負荷を軽減するため、地場産材を使って木箱型生ごみ処理器を製作し、販売するとともにワークショップを通じて木箱型生ごみ処理器の普及と社会的有益性をアピールする。また、高齢者のゴミ出し負担の軽減やたい肥の利用による菜園などの生きがいづくりにつなげる。

担当課

環境保全課

審査委員会講評

木製コンポストは、臭いもなく手間もかからないので、とても良い製品と思う。利用者の声を聞いて、悪い点は改良してほしい。
木製コンポストはさまざまな主体とつながることができるので、みらいつくり隊をはじめ、他の協働事業の実施団体等との連携を検討し、新しい人材の確保と後継者育成につなげてほしい。
できた土の使い方や取組を紹介する資料作成を検討していただきたい。

子ども・若者の居場所づくり事業(新規・自由提案型)

提案団体

NPO法人わっか

事業概要

子ども・若者が安心して過ごすことのできる米原市を目指して、地域の古民家を開放および冒険遊び場の開催等により、子ども・若者の居場所づくりを行い、そこに集う人達のさまざまなニーズに対応する。また「居場所づくり」をテーマに、市内外の人に向けて活動の周知を図る。

担当課

子育て支援課

審査委員会講評

市補助金の乗り替えにならないように、協働の必要性を担当課と整理すること。
放課後児童クラブを利用できない子どもに対する支援を検討してほしい。
新しい人材の確保と後継者育成に重点を置いて進めてほしい。
居場所づくりサミットの開催や、市内の子ども食堂のネットワーク化を進める中で情報収集を行い、自立に向けた運営方法を研究・検討してほしい。

ふるさと納税リブランディングプロジェクト(新規・H30行政テーマ設置型)

提案団体

MAIBARA TRADING

事業概要

ふるさと納税制度を通じて、米原の魅力ある「モノ」を再発見し、発信することで、米原と接点を持つ関係人口を増やし、米原そのものを国内外に向けてTRADING(貿易)することを目指す。

担当課

政策推進課

審査委員会講評

新たな試みとして期待している。
ふるさと納税で税収を上げることよりも、米原市の関係人口を増やすことに重点を置いてほしい。
ふるさと納税は新しい段階に来ており、国の動向を見ながら、米原市に寄付したい人を増やすように研究・実践していただきたい。

農家×料理人の米原レストラン(継続3年目・自由提案型)

事業団体

米原レストラン プロジェクト

事業概要

米原の農家・農産物のPR、販売先の確保により農業の担い手確保を推進するため、米原で頑張る農家の食材を米原の料理人が料理する米原レストランを開催し、農家と料理人のマッチング、農家と料理人のマッチングによる販路開拓や米原ファンの獲得、農家の紹介による新規就農者の確保を図る。

担当課

農政課

審査委員会講評

スピード感を意識しながら、事業内容とスケジュールを再精査してほしい。その際には、本事業と新規就農との関連付けをいかに行うかも検討していただきたい。
米原レストランの参加者が次のアクションを起こせるような仕組みを取り入れていただきたい。
担当課は、提案団体に対して市としての要望や方向性について積極的に働きかけを行い、事業内容に関わるようにしていただきたい。

ITを活用したみんなで支える<地域福祉>のコミュニティづくり(継続3年目・自由提案型)

事業団体

河内区福祉委員会

事業概要

河内区の支え合い活動とITの活用により、より科学的で効果的な高齢者支援の実現とお茶の間創造支援事業への参加者の増加および支え手の育成を図るため、i-WCsを用いた見守り支援、お茶の間創造事業での生産活動の実施と人材育成等に取り組み、地域福祉基盤を備えたまちづくりを推進する。

担当課

くらし支援課

審査委員会講評

ITを活用し、24時間見守りができる点は素晴らしいと思う。
システムの改善を図りながら、それを担う新たな人材の確保・育成に努めていただきたい。
担当課は、本事例を一つのモデルとして、市内に広げていっていただきたい。

採択された事業の今後の予定

審査委員からの講評や意見を参考にし、提案団体と事業担当者が事業の実施に向けてさらに協議を行い、事業計画を完成させます。また、市の負担する経費については平成31年度予算として議会で可決されれば、平成31年4月から事業協定を締結し、団体と市が協力しながら事業を実施することになります。

この記事に関するお問合せ先

本庁舎 市民部 地域振興課

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ファックス:0749-53-5138

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