第2回米原市都市計画審議会議事録(要旨)

平成17年11月29日 火曜日 午後3時30分から午後5時30分まで

米原市米原地域福祉センター2階大会議室

13人

井口会長、西居委員、澤委員、冨岡委員、市川委員、松宮委員、堀川委員、音居委員、遠藤委員、宮永委員、今中委員、鍔田委員、中山委員

山岡委員

20人

平尾市長（別の会議に出席のため、開会あいさつ後に退席）、中川土木部長、野一色経済環境部長、飛戸都市整備部長

• 都市計画課
  岡主監兼課長、世森主席、本田補佐、的場主査、土田主任、古野主事
• 環境保全課
  膽吹課長、高橋主任、川瀬主事
• 米原駅周辺整備課
  川幡課長、林補佐、三輪主事、川井技師
• 統合物流特区推進室
  世森室長、棚橋主任
• 農村振興課
  椋田主査

山東伊吹都市計画ごみ処理場の決定（米原市決定）について

彦根長浜都市計画道路の変更（滋賀県決定）について

彦根長浜都市計画区域区分の変更（滋賀県決定）について

2人

以下のとおり

 議案書およびパワーポイント（資料）に基づき、事務局（環境保全課）より説明を行った。委員からの主な質疑および事務局の回答は下記のとおり。審議の結果、原案のとおり承認された。

委員
滋賀県が推進していたエコタウン構想において、大阪セメントの跡地（春照地先）を廃棄物処理施設として有効活用しようという計画があったはずである。時期同じくして、旧伊吹町が新たな場所（藤川地先）に廃棄物処理施設（米原市コンポストセンター）の建設に着手しようとしていることに納得がいかず、不信感を抱いている。しかも、施工業者までもが既に決定してしまっていると聞いている。また、当時伊吹町に都市計画審議会がなかったのなら、なぜ県の都計審に諮るなどの対応をとらなかったのか。現に今回の縦覧期間において、住民の方から建設反対の意見書まで出ているではないか。

事務局
エコタウン構想は地元合意形成が困難であり、その時期については未確定な要素があった。コンポスト事業については平成12年度から議論をしてきたものであり、時期的な整合性を図るため、先行事業として行ってきた。業者選定については、設計と施工の契約を別々に行わず、発注方式の性質上、提案方式により設計施工一括方式で発注を行った。このため今回のような事態となり、結果的に都市計画審議会に諮るのが遅れてしまった。この点についてはお詫び申し上げたい。また、意見書に対しては地元との説明会を数回開催し、施設の安全性は確認している。既に地元の合意は得ているものと考えている。

意見書：

1. 区民との合意形成が不十分である。
2. 爆発事故や病原菌等、施設の安全性に不安を感じる。
3. 施設予定地の埋設物等の調査が必要と思われる。
4. 施設がどうしても必要であれば、地元要望に答えるべきである。

事務局：

1. 地元説明会や現地調査などを通じ、地元合意は得ている。
2. 爆発等安全性は確認済みである。病原菌は堆肥化の過程で死滅し、安全な堆肥ができる。
3. すでに文化財調査等は実施し、現段階で施設予定地に埋設物等はないと確認している。
4. 地元からまちづくりの要望などをいただき、協議や調整を図ってきた。

 議案書およびパワーポイント（資料）に基づき、事務局（米原駅周辺整備課）より説明を行った。委員からの質疑はなく、審議の結果、米原市意見として、原案に異存のない旨を県へ回答することが承認された。

 議案書およびパワーポイント（資料）に基づき、事務局（統合物流特区推進室）より説明を行った。

委員
事業予定地は、ほ場整備が行われた農地であり、農業を推進する立場からは事業の推進をすることはできないが、事業実施はやむをえないものだと考えている。事業の実施にあたっては、周辺農地や干拓地の承水路の問題等に十分配慮されることをお願いしたい。

事務局
農用地利用から工業的、都市的土地利用に転換するにあたり、周辺農業関係者等に不満がでないよう、関係機関と十分協議していきたい。