地球温暖化の仕組

更新日:2018年05月22日

地球温暖化の原因と予測

温室効果ガス総排出量に占めるガス別排出量の内訳

地球温暖化の原因となっているガスにはさまざまなものがあります。なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスです。
産業革命以降、化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しています。

IPCC第5次評価報告書(2014)ではこのままでは2100年の平均気温は、温室効果ガスの排出量が最も多い、最悪のシナリオの場合には、最大4.8℃上昇すると発表しました。

地球温暖化のメカニズム

地球温暖化のしくみ

現在、地球の平均気温は14℃前後ですが、もし大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスがなければ-19℃くらいになります。太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが九州し大気を暖めているからです。
近年、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化です。

増え続ける温室効果ガス

大気中の二酸化炭素濃度の推移

IPCC第4次評価報告書によれば、温室効果ガス別の地球温暖化への寄与は、二酸化炭素76.7%、メタン14.3%、一酸化二窒素7.9%、オゾン層破壊物質でもあるフロン類1.1%となっています。つまり、石油や石炭などの化石燃料などによって排出される二酸化炭素が最大の温暖化の原因と言えます。
この二酸化炭素濃度は、産業革命前の1750年の280のppmから2013年には400ppmを超え、実に40%以上も増加しており、IPCCでは、大気中の二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素は、過去80万年間で前例のない水準まで増加していると報告しています。

出典:全国地球温暖化防止活動推進センター

この記事に関するお問合せ先

本庁舎 市民部 環境政策課

電話:0749-53-5112
ファックス:0749-53-5138

メールフォームによるお問合せ