教育研究推進校園研究成果【令和4年度】
更新日:2023年02月07日
米原市立米原小学校
研究領域
情報教育
研究主題
「ICT機器を活用した 子どもが学びを実感できる 授業の創造」
~子どもの「わかった」「できた」につなげるために~
研究の概略
情報化社会と言われて久しい中、今や、社会のあらゆる場所で ICT の活用が日常のものとなっている。これからの社会を生き抜く力を育み、子どもたちの可能性を広げる場所である学校においても、その流れは同様である。国のGIGAスクール構想による、1人1台端末環境および高速大容量の通信ネットワークの整備は、もはや令和の時代における学校の「スタンダード」であると言うことができ、現代を生きる子どもたちにとっても、PC端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムである。
しかし、一方で、これまでの教育実践の蓄積にICT機器の利活用をうまく加えた授業改善をスムーズに進めることができるであろうか、という不安も否めない。ICT機器を活用した実際の授業の具体的なイメージや機器の操作方法のノウハウに乏しく、十分な研修機会を持つことも難しいという状況があるからである。そこで、校内研究テーマとして取り扱い、個々の教職員の力量に頼る取組から、教員が協働する取組へ切り替えることとした。こうすることにより、上記の不安は取り除かれるだけでなく、我々が共有する、この喫緊の課題の解決に向けて、学校としての教育活動のつながりやまとまりが生まれ、学校の組織的教育力が高まっていくことを目指し研究を行った。
研究の成果として、子どもたちの学習意欲や主体性が向上したこと、教員の資質が向上したことがあげられる。一方で、タブレット活動による学びの深まりはどうであったかという懸念もあり、子どもたちが学びを実感できる授業に発展させ、「わかった」「できた」につなげるために必要なことはどんなことかを追求し、日頃の授業の中で実践を積んでいく必要がある。
令和4年度研究成果報告書
- この記事に関するお問合せ先