教育研究推進校園研究成果【令和6年度】
更新日:2025年07月18日
米原市立双葉中学校
研究領域
教育活動全般、特別活動
研究主題
生徒が学んだことや考えたことを表現(アウトプット)する活動の推進
~ICTを活用した協働的な学びの実現を通して~
研究の概略
「自らの学びと成長を実感できる集団づくりの実現」を研究主題として掲げ、ICTを活用した協働的な学びを中心に、校内での教育実践に取り組んできた。昨年度より研究を進めており、本年度はその成果と課題を踏まえた上で、さらに実効性のある活動に発展させている。
校内研究プランに基づき、授業研究、集団経営、特別活動の3チームを編成したことで、それぞれの教員が明確な視点を持って取り組むことが可能となり、実践の幅が広がった。授業研究チームでは、授業支援ソフトの活用を通して、協働的な学びによる課題解決に取り組み、学びの目的達成を目指した。集団経営チームでは、学級会を中心とした話し合い活動により自己有用感を育むことを重視した。特別活動チームでは、異年齢集団による協働学習を行い、より発展的な課題に挑むことで自律的な集団形成を図った。いずれのチームも、事前事後の意識調査を実施し、生徒の学びや意識の変化を把握することに努めた。
これらの取り組みにより、教員の実践意欲が高まり、生徒が他者と関わりながら課題解決に主体的に取り組む姿が見られ、研究の成果が着実に現れてきた。一方で、ICT活用技能に差があり、目的とした活動が十分に行えない場面も見受けられたほか、主体的に活動できる生徒とそうでない生徒の差が顕著になるなどの課題も明らかとなった。
今後は、ICT活用のスキル向上を図るとともに、異年齢集団での協働的な学びをさらに活かし、全ての生徒が主体的に参加できる場づくりを目指していきたい。
令和6年度研究成果報告書
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