教育研究推進校園研究成果【令和5年度】

更新日:2025年07月18日

米原市立春照小学校

研究領域

国語科

研究主題

「主体的に生き生きと学び合う学習の創造」
~国語科における言語活動の工夫を通して~

研究の概略

国語科を窓口として「自らの思いや考えを伝え合い、互いに認め合う学び合いの集団づくり」を目指し、児童の「伝える力」や「聞く力」の育成を軸に、言語活動の工夫とICTの活用を通じて、主体的な学びを支える環境づくりを推進した。
授業づくりでは、自分の思いや考えをもち、互いの考えを伝え合う力を育てるために、目的意識や相手意識を明確にする工夫を重ねた。ワークシートや授業支援ソフトによる学びの蓄積、教材のつながりを意識した系統的な単元構成、教師の指導技術向上を図るOJTや授業研修などを通じて、児童が「伝えて楽しい」「伝えられてうれしい」と感じられる授業づくりを進めてきた。ICTは、考えを伝えるための手段として有効に機能した。
また、さまざまな言葉や表現方法を身につけるため、テーマ作文の継続、読書活動の活性化、話し合い活動の定着、全校的・学年部での発表の機会の充実など、言語活動の幅を広げる取り組みを行ってきた。録画データや学習支援ソフトでの記録蓄積は、児童の振り返りや自己評価に活かされ、表現力の向上につながった。友だちの考えに触れることで意見をもつ力は育まれており、今後は自分自身の考えをさらに深めていく学びにつなげていきたい。
こうした実践を通じて、明確なねらいをもった活動の設定や教師による支援が、児童の“自信”や“意欲”を引き出す鍵となり、「読み解く力」の再構築を核とした学び合いの授業が着実に定着してきた。個別最適な学びと協働的な学びの両方を意識しながら、児童が互いの考えを認め合い、よりよい学びを創り出す集団づくりを今後も継続していきたい。

令和5年度研究成果報告書

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