第12回米原市芸術展覧会書部門の講評

更新日:2018年06月22日

受賞者一覧(書部門)

書部門入賞者一覧
作品名 受賞者
市展賞 懷王道士 山川 順園
教育長賞 擬季白古風 田中 叡峰
市議会議長賞 西行のうた 若林 正恵
朝日新聞社賞 常建詩 森 幸子
米原市商工会長賞 雑感其二 眞野 泰子
佳作 岑参詩 大澤 美津子
佳作 源氏物語 細溝 恵
佳作 漢詩句 谷村 治子
佳作 百人一首 前川 房子
佳作 游春 長谷川 桂園

総評

漢字・仮名・調和体と幅広い作品を観せていただきました。漢字では楷書から行草書と各ジャンルの作品、仮名では大字仮名と小字仮名と変化に富み、調和体も個性豊かな作品を楽しく審査することが出来ました。 古典に立脚した作はやはり錬度の高さを感じました。 入賞を逸した作品にも今後が期待される作が多くあり、来年度は更に出品数が増加し、いろいろなジャンルから錬度の高い作品の応募を期待いたします。

市展賞

作品名:懐王道士

作者名:山川 順園

市展賞

古典に立脚した書法で、単体4行に挑戦した意欲作。巧みな造形と余白を生かした作品構成で大変錬度の高い明快な作品です。

教育長賞

作品名:擬李白古風

作者名:田中 叡峰

教育長賞(書)

リズムに乗った運筆で、線の太細・文字の大小の変化を上手に取り入れて纏めています。行書・草書の組み合わせで疎密の変化を出し、一層作品に明るさを出した作品です。

市議会議長賞

作品名:西行のうた

作者名:若林 正恵

市議会議長賞(書)

伸びやかな線と潤滑の変化が作品に爽やかさを出しています。また、直線と曲線がうまく取り入れら、左右の行の呼応に変化を持たせた錬度の高い作品です。

朝日新聞社賞

作品名:常建詩

作者名:森 幸子

朝日新聞社賞

力強い筆致と息の長い線が紙面を圧倒しています。2から3文字の文字群を線合わせ作者の心の動きを感じさせる表現となっています。作品構成にも秀れた作品です。

米原市商工会長賞

作品名:雑感其二

作者名:眞野 泰子

米原市商工会長賞

横画の長短を巧みに取り入れ、リズミカルな運筆で一気に書きあげています。筆の変化や大小の変化もあり各文字を丁寧に仕上げた佳作です。

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