令和5年度文化財保存活用地域計画認定シンポジウムを開催しました
更新日:2024年03月15日
シンポジウムの概要
シンポジウムの趣旨
米原市では「地域の宝」である歴史や文化を次世代へ残していくため、「地域でつなぎ、地域でいかす、歴史文化とともにあるまちまいばら」をスローガンに掲げ、米原らしさを生かした文化財の保存と活用の指針と措置を定めた「米原市文化財保存活用地域計画」の策定を令和2年度から進め、今年7月に文化庁の認定を受けました。
今回は「文化財保存活用地域計画」の認定を記念して、「地域の宝」である文化財のうち、無形民俗文化財に焦点を当て、「「地域の宝」文化財をどうつなぐか―民俗文化財の視点から「つなぐ、いかす、担い手づくり」を考える―」と題してシンポジウムを行います。民俗文化財は、それぞれの地域で培われた祭礼・民俗行事であり、地域で共有してきた“価値観”として現在に伝えられています。シンポジウムでは、市内の無形民俗文化財の継承に携わってきた担い手の皆さんと一緒に、これからの文化財の保存と活用について考えていきます。
開催日時
令和5年(2023年)12月23日(土曜日)
午後1時30分から午後4時30分まで
会場
米原市役所本庁舎コンベンションホール
当日のプログラム
- あいさつ
- 文化財保存活用地域計画の概要説明
- 基調講演「米原市文化財保存活用地域計画とこれからの文化財の保存と活用」
講師 滋賀県立大学 市川 秀之 氏(米原市文化財保存活用地域計画策定委員長) - 民俗文化財の披露 伊吹山奉納太鼓踊り(伊吹山奉納太鼓踊り保存会)
- シンポジウム「「地域の宝」文化財をどうつなぐか―民俗文化財の視点から「つなぐ、いかす、担い手づくり」を考える―」
コーディネーター:滋賀県立大学 市川 秀之 氏
パネラー:中西 太 氏(米原曳山祭保存会)、高橋 順之 氏(伊吹山奉納太鼓踊保存会)、西村 武司 氏(清滝大松明保存会)、高橋 明満 氏(福田寺公家奴振保存会)
シンポジウム当日の様子
シンポジウム当日は、市内外から55人の参加者がありました。
また、伊吹山奉納太鼓踊りの披露の際には、34人の踊り手の方々による息の合った太鼓踊りを披露していただき、参加者の皆さんを魅了しました。
市内の無形民俗文化財の担い手の皆さんとともに考えるシンポジウムでは、民俗文化財が置かれている現状や、担い手・保存会同士の連携、今後の展望などについて、活発に議論していただきました。

基調講演の様子(講師:滋賀県立大学教授 市川氏)

伊吹山奉納太鼓踊りの披露

シンポジウムのパネラーの皆さん

会場全体の様子
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