(よくある質問)植物の見頃、自然保護について
植物の見頃はいつですか?どこで見られますか?
3月下旬から10月中旬まで、四季折々の植物が花を咲かせています。
また、10月から11月には美しい紅葉を楽しむことができます。
- 可憐なニリンソウ群落(4月中旬から5月中旬)、白い穂のサラシナショウマ群落(8月中旬から9月中旬):
西登山道沿いと中央登山道沿い一帯で広く見ることができます。 - シモツケソウ再生地(7月下旬から8月下旬)、クサタチバナ群落(6月上旬から):
西登山道沿いで見ることができます。ピンク色のシモツケソウ再生地は、西登山道の登り坂を約700メートル上った地点で見ることができます。 - ユウスゲ群落(7月中下旬):
3合目の台地で見ることができます。山頂では見られない植物で、夕暮れ時に開花します。 - 紅葉(10月から11月):
山頂付近から山麓にかけて徐々に色づいていきます。
自然保護のボランティアは受け付けていますか?
普段は、一般ボランティアの募集はしていません。NPOや自然保護団体へのボランティア登録については、各団体のホームページ等をお読みいただき、直接お申込みください。
また、米原市または伊吹山を守る自然再生協議会が一般ボランティアを募集する場合は、このウェブサイトでも呼びかけを行います。
南側斜面はなぜ崩落したのですか?
南側斜面崩落の根本原因は、地球温暖化の影響による集中豪雨の増加と急激に増加した鹿による食害です。
南側斜面は、根まで食べる鹿の食害と踏圧害により裸地化し、このために保水力を失い、そこに複数回の集中豪雨によって洗掘が広がっていたところ、2023年7月12日の豪雨によって大規模な土砂流出・崩落が発生しました。
元々、南側斜面は昭和30年代後半まで田畑の肥料や家畜の飼料のために採草が行われてきており、その後もスキー場として利用されたほか、複数回の雪崩が発生するなど厳しい気象条件下にあり、森林帯に遷移せず草原帯が保たれてきたことも、急激な土砂流出の一因になったと考えられます。
西側斜面はなぜ崩落したのですか?
西側下側斜面や南西斜面に見られる崩落跡(白ジャレ)は採掘開始以前に自然崩落によってできたものです。
石灰採掘は昭和34年に本格的に開始され、昭和47年に滋賀県第1号の自然環境保護協定により採掘面積は必要最小限度にとどめ、固有植物の保護を行う取り決めが交わされました。また、平成24年に協定に基づく覚書が交わされ、保安林解除面積を8.78ヘクタールから4.36ヘクタールに縮小することとなりました。
採掘跡については、毎年鉱山会社が在来種の種や鹿対策資材を用いて緑化に取り組んでおり、その内容は「伊吹山を守る自然再生協議会」で報告され、専門家の助言を得て実施されています。
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山東支所 まち整備部 まち保全課(伊吹山植生復元プロジェクト推進室)
電話番号:0749-53-5175
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更新日:2024年03月01日