重要種保全区域における保護柵の設置について
動植物の重要種保全区域について
伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場の東側約700メートルは、貴重な動植物が生息する重要種保全区域です。当該区域は、国の天然記念物であり希少な猛禽類であるイヌワシが営巣や採餌をするのための貴重な場所です。また、絶滅危惧種である重要植物も多数生息しています。
イヌワシは警戒心が強く、人が不用意に近づくと、子育てを放棄したり餌をうまくとれず餓死してしまう恐れがあります。また、重要植物も人の踏み付けに非常に弱く、歩くだけで絶滅につながってしまいます。
そこで、伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場の東側約700メートルの重要種保全区域について、道路側のガードレールに沿った保護柵(立ち入り禁止柵)を設置するほか、注意看板の設置および監視パトロールを実施します。
なお、伊吹山ドライブウェイの道路上の歩行は大変危険であり、禁止されています。
該当区域を含む道路全線は歩行できません。ガードレールの外側を歩行することもできません。
貴重な動植物を守るため、保護柵内には立ち入らないよう、皆さまの御理解御協力をお願いします。
重要種保全区域
ご協力ありがとうございました(令和6年度)
令和6年(2024年)6月19日午前中、伊吹山のイヌワシのヒナが無事に巣立ちしたことが確認できました。巣立ちまでの間、定期的なパトロールを実施してきましたが、柵を乗り越えて侵入される方はなく、皆さまに暖かく見守っていただきました。厚く御礼申し上げます。
これまでの経過について
重要種保全区域(約700メートル)は、産学官民連携組織である伊吹山を守る自然再生協議会(事務局:滋賀県・米原市)が協議を重ね、貴重な動植物を守るため、平成21年に設定した区域です。
指定当初より看板等の設置により周知を図ってきましたが、ガードレールより外側に立ち入る方が絶えないことから、令和6年よりガードレール沿いに保護柵(約450メートル)を設置したところ、皆さまに守っていただくことができました。
そこで、令和7年より重要種保全区域全域(約700メートル)に広げて柵を設置することとなりました。
皆さまの御理解御協力をお願いします。
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山東支所 まち整備部 まち保全課(伊吹山植生復元プロジェクト推進室)
電話番号:0749-53-5175
ファックス:0749-53-5179
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更新日:2025年04月23日