霊仙三蔵
更新日:2017年11月30日

中国皇帝に認められた高僧
霊仙三蔵は平安時代前期の僧で、唐に渡り、経典の翻訳に従事しました。「三蔵」の称号を賜ったのは世界で8人だけで、日本では霊仙三蔵だけです。その出身を醒井付近とする説は、高名な仏教史学者の発言や小説によって広まりましたが、いまのところ文献による明証が得られません。
地元では、地域にゆかりのある偉人として霊仙三蔵顕彰の会が組織され(平成12年)、地道な顕彰の歩みが展開されています。JR醒井駅前には霊仙三蔵像が立ち、上丹生には霊仙三蔵記念堂が建立されています。「屈指の名僧」の顕彰を通じて、全国の霊仙三蔵ゆかりの地で関心が高まり、米原に集うことで、研究が進むことが期待されます。
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