デング熱・チクングニア熱・ジカ熱等の蚊媒介感染症にご注意ください

更新日:2019年08月30日

 デング熱・チクングニア熱・ジカ熱や等の蚊媒介感染症は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します。ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。

デング熱について

 デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。通常、発症後2日から7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。デング熱患者の一部は重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われないと死に至ることがあります。重症化のリスク因子として、妊婦、乳幼児、高齢者、糖尿病、腎不全などが指摘されます。

チクングニア熱について

潜伏期間は2~12日(通常3~7日)です。その後に、発熱、関節炎、発疹がみられます。関節の痛みは、手首、足首、指、膝、肘、肩などに現れます。結膜炎や神経系の症状もみられます。出血しやすくなることもあります。死に至ることは稀ですが、関節の痛みが月単位、年単位で続くことがあります。

症状によるデング熱との鑑別は困難です。デング熱よりも潜伏期間が短く、旅行中に発症する可能性があります。

ジカ熱について

 2日から12日の潜伏期間があり、発症すると軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感を呈します。2日から7日続いて治まります。

 妊娠中にジカウイルス感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、妊婦および妊娠の可能性のある方は、可能な限り流行地域への渡航を控えてください。

海外へ渡航される方へ

 蚊媒介感染症の発生地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンの着用、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用する等、蚊に刺されないように注意してください。

 海外からの帰国時、体調に異常がある場合は、空港の検疫ブースで検疫官に申し出てください。帰国後に症状が認められた場合は、医療機関を受診し、海外への渡航歴を告げてください。

予防方法

 現在、デング熱・チクングニア熱・ジカ熱を予防するワクチンはなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。媒介となる蚊は水たまりでも繁殖します。次の事項に十分注意の上、感染の予防に努めてください。

  • 外出する際には、長袖・長ズボン等の着用により肌の露出を少なくする。
  • 肌の露出した部分には虫よけスプレー等を2時間から3時間おきに散布する。
  • 室内においても電気蚊取り器、蚊取り線香、殺虫剤、蚊帳等を効果的に使用する。
  • 規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
  • 突然の高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛、発疹等が現れた場合には、直ちに専門医師の診断を受ける。
  • 蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿等を屋外放置しない。
  • 植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。

蚊媒介感染症に関する注意喚起

蚊媒介感染症のうちチクングニア熱については、これまで国内感染症例は報告されておりませんでしたが、2019年6月以降ミャンマーが感染地域と推定される輸入症例が3年ぶりに複数例報告されました。

また、デング熱についても、東南アジア等において流行が報告されています。

この状況を踏まえ、厚生労働省はミャンマーおよび流行地域へ渡航、滞在される方に対し注意喚起を行っています。

詳しくは、厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。

ミャンマーからの輸入例として報告されたチクングニア熱の増加に関する情報(厚生労働省)

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