柏原地区街なみ環境整備事業について

更新日:2017年11月30日

街なみ環境整備事業とは?

 街なみ環境整備事業とは、住宅が密集したり、生活道路等が未整備であったり、住宅などが良好な美観を有していない区域において、地方公共団体と街づくり協定を結んだ住民が協力し、ゆとりと潤いのある住宅地形成のために道路、集会所、公園等の地区施設や住宅および生活環境施設の整備を行う土地所有者に対して必要な事業および助成を実施する制度です。

柏原地区の歴史的な街なみ保存に関する取組み

 柏原地区は、江戸時代の中山道六十七宿の六十番目の宿場で、近江中山道筋では規模が大きく、中山道の重要な宿場であった歴史を持ちます。道路には、江戸時代から昭和30年代までに建築された建築物(切妻造瓦葺入町家、入母屋造草葺入民家)等が軒を連ね、全体として調和の取れた街なみを形成しています。
 柏原地区のまちづくりは、地域の資源を大切にする暮らしの中でその歴史と文化を感じ、引き継いでいくことであり、単にまちの形を保存するだけでなく、地域住民がまちに対する愛着を持ち、まちでの住み方、まちの守り方を探っていくことが街なみ保存にとって大切なことです。それを長年に渡り実践してきたのが柏原地区であり、この街なみ全体を博物館として捉え、柏原地区を象徴する旧家を活用したまちづくりを進め、現在においても歴史的な街なみを見ることが出来ます。

街なみ環境整備事業着手までの経過

 柏原地区は、平成14年4月1日に制定された、山東町美しいまちづくり条例により「歴史的・文化的景観または、自然景観の形成のための整備等が必要な地区」として指定を受け、その具体的な整備等の検討については、柏原地区住民により柏原地区街づくり協議会が組織され、平成15年10月17日の第1回街づくり協議会が開催され、その後定期的に地区内の現地調査、まちづくりに関する有識者の指導を受けながらワークショップ等を実施しながら整備方針の作成を進め、平成16年3月31日に国土交通大臣の承認を受けました。

 街なみ環境整備事業の承認を受けた平成16年度からは、具体的な事業を実施するための事業計画の策定作業に着手し、世代を超えて街道の歴史的な街なみを保存するため、柏原らしい町家の基準を定め、これを「街づくり協定」として地区住民と締結しました。この協定に強制力はありませんが、この基準に沿って家屋を改修する場合には、助成を行うこととしています。

 また、地区内の住環境向上のため、基盤整備についてもさまざまな検討がなされ、旧中山道を中心に排水路、舗装、公園、集会施設等の整備が計画に盛り込まれました。中でも地域の拠点として位置付けられていた旧柏原銀行の保存・改修・利活用については、街づくりアドバイザーを交え、街づくり協議会で何度となく利活用の方針について協議を行いました。事業計画は平成17年2月4日に国土交通大臣から同意を受け、平成17年2月14日に旧坂田郡3町が合併した米原市が誕生し、米原市となって平成17年4月1日から具体的な事業を実施することになりました。

主な事業内容

公共空間の整備

  • 地区内の小公園・緑地・広場・橋梁などを街なみに調和したものに修景整備します。

道路などの整備

  • 道路・案内板・街灯・カーブミラーなどを街なみに調和するように修景整備します。

拠点・コミュニティ施設の整備

  • 地区内の住民が主として利用する集会所等のコミュニティ施設を街なみに調和するに修景整備します。

平成17年度の取組み

 平成17年度は、地区住民に親しみの深い、柏原都市公園の修景整備および柏原生涯学習センターの修景整備に着手しました。

柏原都市公園修景整備

 柏原都市公園は、緑地帯と来訪者のための駐車場を備えた緑地公園として整備されました。その敷地には、寛永三年三大将軍徳川家光の時代に建造された「柏原御茶屋御殿」があったとされ、当時の遺構とされる井戸の跡が残っています。今回の修景整備では、この歴史的な遺構を活かしつつ地区住民、来訪者の憩いの場としての機能を加え、周辺景観に調和するように修景整備を行いました。

柏原都市公園 修景整備後の写真

修景整備後

柏原都市公園 修景整備前の写真

修景整備前

柏原生涯学習センター修景整備

 柏原生涯学習センター周辺は、江戸時代から昭和30年代にかけて建築された歴史的な様式の町家が数多く建ち並び、全体として調和の取れた街なみが形成されています。その中で柏原地区の生活・文化活動の拠点である柏原生涯学習センタ-は、鉄筋コンクリート造で街道建物とは少し異なった景観を出していましたが、今回の修景整備により、街なみ環境整備事業による街なみに調和するデザインのモデルとして位置づけ、壁面、傾斜屋根、窓などの開口部などを内部の機能を損なわない範囲で伝統的な様式を取り入れ、街なみの連続性を塀などで保ち、花や緑を取り入れた修景整備を実施しました。

柏原生涯学習センター 修景整備後の写真
柏原生涯学習センター 修景整備後の写真

修景整備後

柏原生涯学習センター 修景整備前のコンクリート建ての写真
柏原生涯学習センター 修景整備前のコンクリート建ての写真

修景整備前

平成18年度の取組み

 平成18年度は、本格的に基盤整備に着手し、地区内の小公園、中山道沿いの水路改良、修景舗装を実施しました。

  • 小公園整備
    (一丁目小公園、津島神社前小広場、松並木小広場、草の根広場、白清水周辺整備)
  • 水路改修 L=600メートル
  • 修景舗装 A=3,300平方メートル
  • 街なみ助成 1件

小公園・緑地整備

小公園・緑地整備 修景整備前の写真

修景整備前

小公園・緑地整備 修景整備後の写真

修景整備後

舗装修景整備

舗装修景整備 修景整備前のアスファルト舗装の写真
舗装修景整備 修景整備前のアスファルト舗装の写真

修景整備前

舗装修景整備 修景整備後の茶色い道路の写真
舗装修景整備 修景整備後の茶色い道路の写真

修景整備後

平成19年度の取組み

 平成19年度は引き続き、水路改修、舗装修景などの基盤整備事業を実施し、旧柏原銀行についても一般開放のスペースと高齢福祉機能を持たせた複合施設として整備を行うこととなりました。

  • 水路改修 L=1,198メートル
  • 修景舗装 A=3,260平方メートル
  • 旧柏原銀行修景整備 1棟
  • 街なみ助成 1件
  • 小公園(語らいの森広場)

旧柏原銀行修景整備

旧柏原銀行修景整備 修景整備前の建物の外観の写真
旧柏原銀行修景整備 修景整備前の建物の外観の写真

修景整備前

旧柏原銀行修景整備 修景整備後の建物の外観の写真
旧柏原銀行修景整備 修景整備後の建物の外観の写真
旧柏原銀行修景整備 修景整備後の建物内部の写真
旧柏原銀行修景整備 修景整備後の建物内部の写真
旧柏原銀行修景整備 修景整備後の建物内部の写真

修景整備後

平成20年度の取組み

 街なみ環境整備事業の最終年度を迎え、基盤整備については計画どおり進んできました。しかし、街なみ助成制度を利用した家屋の修景整備の実績が伸びず、まちの景観に調和したまちづくりを継続するため、事業実施期間をさらに5ヵ年延ばすこととなりました。

  • 旧柏原銀行庭園整備 1箇所
  • 橋梁修景 5箇所
  • 消雪施設整備 一式
  • 修景舗装 A=4,830平方メートル
  • 街なみ助成 4

橋梁修景整備 市場橋

橋梁修景整備 市場橋 整備前の橋の写真
橋梁修景整備 市場橋 整備前の橋の写真

修景整備前

橋梁修景整備 市場橋 整備後の橋の写真
橋梁修景整備 市場橋 整備後の橋の写真

修景整備後

橋梁修景整備 丸山橋

橋梁修景整備 丸山橋 整備前の橋の写真
橋梁修景整備 丸山橋 整備前の橋の写真

修景整備前

橋梁修景整備 丸山橋 整備後の橋の写真
橋梁修景整備 丸山橋 整備後の橋の写真

修景整備後

橋梁修景整備 中井川橋

橋梁修景整備 中井川橋 整備前の橋の写真
橋梁修景整備 中井川橋 整備前の橋の写真

修景整備前

橋梁修景整備 中井川橋 整備後の橋の写真
橋梁修景整備 中井川橋 整備後の橋の写真

修景整備後

橋梁修景整備 枝川橋

橋梁修景整備 枝川橋 整備前のガードレールが設置された橋の写真
橋梁修景整備 枝川橋 整備前のガードレースが設置された橋の写真

修景整備前

橋梁修景整備 枝川橋 整備後の橋の写真
橋梁修景整備 枝川橋 整備後の橋の写真

修景整備後

橋梁修景整備 奥手川橋

橋梁修景整備 奥手川橋 整備前のガードレールが設置された橋の写真
橋梁修景整備 奥手川橋 整備前のガードレールが設置された橋の写真

修景整備前

橋梁修景整備 奥手川橋 整備後の橋の写真
橋梁修景整備 奥手川橋 整備後の橋の写真

修景整備後

カーブミラー修景整備

カーブミラー修景整備前の丸いカーブミラーの写真
カーブミラー修景整備後の四角いカーブミラーの写真

旧柏原銀行庭園修景整備

旧柏原銀行庭園修景整備前の写真
旧柏原銀行庭園修景整備後の写真

案内看板修景整備

案内看板が立っている写真
この記事に関するお問合せ先

近江庁舎 土木部 都市計画課

電話:0749-52-6926
ファックス:0749-52-8790

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