里親になりませんか?
更新日:2020年06月02日
里親とは
里親制度は、何らかの事情により家庭での養育が困難または受けられなくなった子どもたちに、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下での養育を提供する制度です。
子どもを育てたい「大人」のための制度ではなく、温かな愛情と安心・安全な養育環境を必要とする「子ども」のための制度です。
公的な責任で社会的に養育する社会的養護の担い手として、実家庭で暮らすことができない子どもたちを自らの家庭に迎い入れ、温かい愛情を持って子どもの成長を支えるのが「里親」です。
里親の種類
里親は、対応する子どもの特性や関係性等により4つの種類に分かれています。
- 養育里親
実家庭で生活することができない子どもを、実家庭に戻れるまで、または自立できるまで養育する里親 - 専門里親
虐待を受けた経験のある子どもや障がいのある子どもなど専門的なケアが必要な子どもを、経験と専門的知識を生かして養育する里親 - 養子縁組里親
将来にわたって親が養育していく見込みがなく、養子縁組が望まれる子どもを、養子縁組を前提として養育する里親 - 親族里親
子どもの扶養義務者で、親が死亡や行方不明等の事情により子どもを養育できなくなった場合に養育する里親
里親の要件
里親になるには、以下の要件があります。
- 子どもの養育についての理解および熱意ならびに子どもに対する豊かな愛情を有していること
- 経済的に困窮していないこと(親族里親は除く)
- 都道府県知事が行う里親研修を修了していること(親族里親は除く)
- 里親本人またはその同居人が児童福祉法に定める欠格事由に該当していないこと
【欠格事由】
- 禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなるまでの者
- 児童虐待または被措置児童等虐待を行った者 等
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