米原市に新たな地酒を!~地酒プロジェクトがスタート~
更新日:2020年03月10日

記者会見の様子
2020年2月19日、米原市ゆかりの地酒をつくる地酒プロジェクトの記者会見が行われました。
米原市の特産品などを取り扱うインターネットショッピングサイト「オリテ米原」が中心となり、伊吹山の伏流水を仕込みに使用する酒蔵や地元の酒米生産者の皆さんとともに米原市ゆかりの新たな地酒づくりがスタートしました。
かつては市内に16軒の造り酒屋
市内の3分の2を森林が占める米原市は、250箇所以上の湧水があり、名水百選に2か所(居醒の清水・泉神社湧水)が選ばれるほどの水の名所です。
また、伊吹山をはじめとする石灰岩質の山に蓄えられたミネラル豊富な水は、姉川や天野川となって市内を流れながら、大地の恵みとしておいしい米を育て、やがて母なる湖・琵琶湖へと注いでいます。
米原市は、水の名所であり、米どころでもあることから、かつては市内に16軒の造り酒屋があったことが確認されています。しかし、戦争による食糧難などにより企業整備令が施行されたことや時代が変化する中で、市内で日本酒を醸造するところはなくなってしまいました。

永続できる地酒ブランドの構築を目指して
地酒は、その味だけでなく、地域の気候や風土、食文化なども伝える力があります。
地酒プロジェクトでは、酒米の栽培から仕込み、販売、PRなどを関係者で分担しながら取り組むことで、地域に根ざした持続的なブランドを構築し、地酒による地域活性化を目指しています。
新たな地酒は、滋賀県の酒造好適米である「吟吹雪」(ぎんふぶき)を地元の酒米生産者が耕作し、伊吹山の伏流水を仕込みに使用している酒蔵・佐藤酒造株式会社(長浜市)が醸造します。精米率50%の純米吟醸で約1400本(720ml)の製造を予定しています。

地酒プロジェクトの全体イメージ
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