水環境報告書『スローウォーターなくらし』

更新日:2017年11月30日

 みなさん、ご存知ですか?米原市には大小含めて250を超える湧水や滝が存在していることを。これは、平成23年度に市が実施した水環境調査により明らかになったものです。市ではこの調査結果ををまとめた冊子『スローウォーターなくらし“未来へ受け継ぐ水源の里まいばらの水文化”』を発刊しました。地域の湧水や滝の紹介や地形と水、農業水利、生活用水、生命と水、水神信仰、水争い、水力発電など、あらゆる視点から水と地域との関わりについて分析し、まとめています。

 調査を進めていく中で見えてきたことは、水はかつてもっと私たちの身近にあり、地域で大切に守られ、その恵みも脅威も肌で感じることができていたということです。しかし、水道が普及した今の暮らしは、水の循環が見えなくなり、その重要性は私たちの生活から忘れ去られてしまっています。

 かつての暮らしのスピードは、水の循環が追いつける速さでした。もちろん便利とはいえませんが、地域を流れる水はとても美しく、水辺も緑にあふれ、魚たちが元気に泳いでいました。「水」は、ありとあらゆる地球上の生命の源です。3月11日の大震災を経験した今、そんなスローな水と人との暮らし方から、現代の水を取り巻く自然環境やライフスタイルについて考えていただくきっかけとなれば幸いです。

スローウォーターなくらし

未来へ受け継ぐ水源の里まいばらの水文化

スローウォーターなくらし冊子表紙の写真

この冊子は、地域住民への聞き取り調査および現地確認、文献により、平成24年5月時点での情報をもとに作成しており、一部調査が十分でない箇所もございますが、ご了承ください。

市役所各庁舎と市内図書館等でもご覧いただけます。

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